Vivitek QUMI Q38 を天井投影用に購入。

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5月に、中古で購入したモバイルDLPプロジェクターで天井投影できる環境を構築しました。
当初は天井投影用だしハーフHDが出せれば十分と思っていましたが、ピントが全面で完全には合わずに若干ボケているのが気になっていた(中華機に比べれば全然マシですが)ところに、QUMI Q38のセール情報を見つけ、3日ほど悩みつつポチっちゃいました。
やはり最低でもフルHDにしたいですしネ...。

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購入前に気になったのは使用しているDMD素子について。
QUMI Q38は確かにフルHD投影ができるのですが、0.33型ハーフHD解像度の素子による画素ずらしによるものなので、いわゆる疑似フルHD表示になります。
他の製品としてQUMI Q8があり、こちらは0.47型でネイティブフルHD素子を使ったものになっていて、お値段も高めになっています。

疑似フルHDなら現在のハーフHD機から買い換えるまでもないかな、とも考えましたが、いろいろレビューを見てみると画素ずらしによるものでも解像感がかなり上がるようであること、またピントも全面バッチリ合うということなのでやはり買い替えすることを決定。
同じ0.33型DMD素子を使った製品にLGのPF50KSがあり、値段も競合するため最後まで悩みましたが
  • QUMI Q38の方がより短焦点になっている
  • QUMI Q38はChromeCast・AirPlay機能を内蔵している
  • QUMI Q38は4万円、LG PF50KSは5万円
の点が優れていたため、QUMI Q38に決めました。
特に焦点距離については天井に投影する都合上、短いほうがより大きく写せるので大事なところ。

なお、ネイティブフルHD対応ということでちょっと心惹かれたQUMI Q8については、焦点距離が結構長い上に2m以上離さないとそもそもピントが合わないという口コミを見つけたので論外でした...(本当かは知らんけど)
デジカメと同様、焦点距離については小型DMDチップ搭載品が有利になりますネ。
画素ずらしの製品だと3D表示に対応できないとか、コントラスト比が下がってしまうデメリットもありますが...。

ではUnboxingとレビューを。

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Apple風に全面シュリンクされてぴっちりした感じの箱。
でも中身はそんなにこだわりの梱包にはなっていないですネ。
中敷きの下に入っている付属品なんて裸でごろごろ入っているだけですし。

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付属品はリモコン、ACアダプタ、HDMIケーブル、説明書類。
電源ケーブルはPCのATX電源用でお馴染みのごん太3極ケーブル。
ACアダプタの出力はたかだか12V max5.5Aの66Wなのでもっと取り回しやすいスリムなケーブルを入れて欲しいですネ。
曲がりなりにも"ポケットプロジェクター"なんて本体裏に刻印までされてますし。

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本体天板にはタッチ式の操作スイッチ。
天板も外周もプラ製で、天板のドット柄は凸凹しているためザラザラした手触りです。
本体正面のレンズ部分にのみ、アルミパーツ?が使用されています。
アルミ部は粘着テープ留めされているようですが、エッジ部分を触るとちょっとはみ出た粘着面でペタペタする部分あり...

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インターフェースは背面に集約。
LG PF50KSだとHDMI入力が2つ用意されていますが本機は1つ。
ただしAirPlayやChromecastに対応しているため、それらを繋いでポートを塞がないのが利点(後述)。
USB端子はUSBメモリに動画等を入れて再生できますが、十分な電力が供給されているようでChromecastの電源用に使ってもOKでした。
ただし、本体の電源を切っていてもACアダプタがつながっている間は電力が供給されっぱなしになるようです。
また、本機は12,000mAhものバッテリーを積んでいてバッテリーだけで2時間ほど投影できますが、うちの環境では据え置きなので持ち腐れ...。

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背面は三脚穴・スピーカーホール・キックスタンド。
スタンドはネジ式じゃないので見た目はかっこいいですが、高さ調整が出来ないですネ。

とりあえず設置は前回と同様、ワイヤーネットにくくりつけてベッドの隙間に設置。
古いハーフHDのプロジェクターよりも短焦点のため、ケラれない位置を調整し、より大画面で映すことができました。
(投影距離185cmで映像の高さ85cm、およそ68型相当でちょっとだけサイズアップ)

実際の画質ですが、前のプロジェクターより明らかにクオリティアップ。
フルHD化したのがもちろん大きいんですが、フォーカスが全面キッチリあっているので非常に見易くなりました。
調整も電動フォーカスなので、実際に見ながらの調整がしやすくてGood。
気になる画素ずらしについても、当然目視ではわからず、しっかり各ドットを描画できていて全然問題ありませんでした。

残念な点として、AirReceiverの動作がイマイチなところ。
AppleのAirPlay、GoogleのCast、そしてMiracastの3種類に対応していることがウリでしたので、今まで使っていたChromecastが不要になるかと思いましたが...
試してみると、どうやってもCastが成功しませんでした。
Castの対象一覧には出てくるのですが、そこからCast開始してもまったく無反応。
オプションでAirPlayを無効化してみたりするも改善せず、結局ChromecastをHDMIに接続して継続利用することに...
iOSからのAirPlayは問題なく動いていたため、余計に解せない...。

また、電源ONするとAndroidの画面で立ち上がり、その状態でAirPlayすると画面が勝手に切り替わります。
しかしHDMIにChromecastやFireTV等をつないでいる環境の場合、起動したら都度Android→HDMI入力に切り替える必要があります...
最後の利用信号を覚えているだとか、自動で切り替えてくれるといった親切機能はナシ。
前のプロジェクターでは最後に使った信号で立ち上がるため電源を入れるだけで使えていたので、この点は結構マイナス。
起動してAndroid起動中に表示されるメーカーロゴの時点で入力切り替えすることができるので待ち時間はあまり出ないですが、それでも手数が増えるのは嫌ですネ...。

動作音については極端に煩いわけではないですが、前のプロジェクターよりはちょっと大きくなってしまいました。
しかも枕元に設置しているので...。
扇風機と同じくらいの音量で、もうちょっと高めの音が出ている感じ。
でも外付けスピーカーで音を出しているので、動画再生中はあまり気にはなりません。

若干操作面で融通が利かない部分がありますが、画質自体はとてもクッキリハッキリ見られるようになったのでなかなかいい買い物でした。
ただし、前のプロジェクターは8,000円でそれなりに見れてはいたので40,000円という値段を考えると、とりあえず最初は前者で試してみることをオススメしちゃいます。

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このページは、kitcatが2019年6月29日 01:43に書いたブログ記事です。

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