電動100インチスクリーンをDIYで導入してみた。

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以前、自室に120インチのスクリーンを導入して楽しんでいますが、電動スクリーンが思っていたよりも安価に買えることが分かり、居ても立っても居られず別室へホームシアターを構築しちゃいました。

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購入したのは中華製の安物電動スクリーン。

  1. Amazonで25,000円くらいで100インチ電動スクリーンを見かける
  2. Aliexpressで調べたら125ドルくらい。これ買お。
  3. Amazonに同じの13,000円位で売ってるじゃん!こっちで買お。
  4. YahooショッピングでPayPay還元込みで10,800円じゃん!これ買お。

という具合に、1万円ちょっとで買えることが分かり導入することを決意。
120インチと迷いましたが、
  • 電動スクリーンはモーター部があるので手動120インチスクリーンよりも設置に幅が必要。部屋にはギリギリ入るかどうか。
  • そもそも設置する部屋の投影距離が最大3mなので、どう頑張っても映像が100インチにしかならない。
  • 100インチと120インチで値段がかなり違う。

と考えて100インチにしました。
投影距離の問題は短焦点プロジェクターを使えば解決できますが、そうするとプロジェクターの位置が部屋の中途半端な位置になってしまいます。
邪魔になるのでやはりスクリーンの反対側の壁近くにプロジェクターは設置したい。(天吊りは面倒だし、DIYだと落下が怖い)

スクリーンの設置については、最初はこんな感じの突っ張り棒式の室内物干しに吊金具で引っかけようかと考えました。
しかしながら重さが10kgと結構あるのでもうちょっとしっかり掛けたい、でも壁に穴は開けたくない・・・と悩みつついろいろ調べた結果、ディアウォールを使って柱を立てる方法にたどり着きました。
これは2x4材の木材を好きな位置に立てられるので、あとはネジ止めでもなんでも仕放題。
立てた柱にどうやってスクリーンを固定するかはホームセンターで部材を見ながら考えることにして、スクリーンや部材の調達を実行。

そしてスクリーン着弾。
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でかい。この時点でちゃんとスクリーンを吊るせるか不安になりつつ、準備をすすめる。

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そしてディアウォール・・・ではなくラブリコも着弾。900円くらいで買える通常版ではなく、1300円くらいのアイアンバージョン。
ディアウォールはバネの力で突っ張るため2x4材の長さ調整がシビアな感じでしたが、ラブリコはネジを回して天井をジャッキアップするような形で突っ張る方式で、ネジ部分で3cmくらいは微調整できるようなのでラブリコを使うことにしました。
アイアンにしたのは見た目がスッキリしていてよかったので...。

...あとはホームセンターでスクリーンの固定方法を考えながらお買い物。
いろんな吊り方が思い浮かびましたが、ハンモックを吊るすための金具?が見つかり、さらに耐荷重30kgくらいの棚受けとネジ穴がぴったりというイイカンジの組み合わせが見つかったので2x4材と一緒に購入して帰宅。

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2x4材は10ftがなかったので12ft(3050mm)のものを部屋の高さだとかいろいろ考慮して2270mmに切断してもらいました。
安価なホワイトウッド(800円/本くらい)ではなく、せっかくなので桧(1000円/本くらい)を選択。
香りがいいから程度の理由で桧にしましたが、後で調べたらホワイトウッドは強度があまり高くないようなので結果オーライなセレクト。

部屋の壁に合わせて白で塗装するだとか、白のカッティングシートを貼ることも考えましたが、素人仕事だと逆に情けない仕上げになりそうなので木の無垢材のまま使用します。
表面のザラつきのある部分や角は軽く紙ヤスリで処理。

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2x4材にラブリコをネジ止めし、ホームセンターで買ってきた棚受け(200円/本)も高さを測ってネジ止めし、謎の吊金具(900円/本)を取り付け。
棚受けの耐荷重は30kgくらいと書いてありました。実際は面荷重ではなく先端部だけに荷重が掛かるのでそのまま鵜呑みにはできない数値ですが、まぁ十分余裕があるので大丈夫でしょう...きっと。
吊金具は妙に高価でした。こちらは耐荷重7kgのようですが、2箇所で支えるし大丈夫でしょう...きっと。

他にもいろいろな吊り方が浮かびましたが、この方法だとスクリーンの着け外しがしやすいだけでなく、吊金具のネジ部分で3cmくらい高さの調整ができます。
スクリーンを吊るしてみて微妙に傾いていたときに調整できるので、我ながら良い組み合わせができたと思います。( ・`ω・´)

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あとは左右の壁に仮設置してスクリーンの吊金具の位置に合うように柱の位置を微調整し。

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しっかり天井へ突っ張って固定してからスクリーンを掛けて完成!
(窓にかかってるのは今までスクリーンにしていたロールカーテン。80インチ弱相当)

ちなみにこの部屋は床がクッションフロアのためそのまま突っ張るだけだとそのうち床材が凹んで倒れてしまう可能性がありました。
そのため2x4材の端材を23cmくらいにカットしてもらって敷板にしています。

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敷板の下に100均で買った滑り止めシートをカットして敷いた上で、念の為に折金で固定しています。
ラブリコやディアウォールは長方形の金具で天井と突っ張っている関係で、上の写真で言うところの左右方向に倒れることはまず無いようですが、手前方向には倒れやすいようです。
なので折金で固定することで倒れ防止にしました。
とはいえどれほど効果があるかはわからないので時々突っ張り部分の増し締めチェックは必要かな。

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あとはスクリーンのコントローラーをついでにネジ止め固定したりして、無事に天吊が完成しました!
スクリーンも無事に動作。自動で展開・収納できるし、DIYで自分で設置したので上げ下げしてるだけでも楽しくてニヤニヤしてしまいますネ。

構想1週間、製作2時間くらい。
2x4材の長さだけ注意すれば柱を立てるだけならとても簡単でした。
これなら反対側の壁にプロジェクターを吊ることも、あっちの部屋に棚を作ることも、あれやこれやとDIY欲が湧いてきます。

かかった費用は全部で16,000円くらい。(電動ドライバーはあったほうがいいケド)
たったこれだけで天吊の電動スクリーンが導入できます。超オススメ!
(なお見栄えは...)


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このページは、kitcatが2020年1月 6日 00:43に書いたブログ記事です。

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