水冷クーラー故障につき空冷クーラーに変更。

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金曜日の帰宅後、さぁ今日もWoWsをやるぞー!と起動したものの、読み込み途中でエラーが発生しアプリ強制終了。
その後、動作が極端に重くなり、Skypeでチャット打つにも難儀するほど。
再起動しても改善せず、BIOSのPOSTチェックでフリーズ→電源断してしまったり。
...原因はCPUクーラーでした。

というわけで急遽、大型空冷クーラーのThermalright MACHO X2を購入しました。

DSC03146.JPG

電源入り切りで改善しないので、少し放置してからPCを起動したトコロ、OS起動ができましたが相変わらずの緩慢動作...
CPUの使用率もアイドル状態なのに妙に高く80%前後を示していました。
ふとCPUバックプレートに取り付けた温度計の表示を見てみると、60℃という見たこと無い温度を表示してるじゃあないですか...
そのわりにはPCからは全然温風が出ていないという...

まさか...と思って確認してみると、CPUクロックが700MHz程度に落とされていながらもコア温度が6コアすべて95℃表示...
あ、サーマルスロットリングだこれ...。
ファンコンで簡易水冷(ZALMAN RESERATOR 3 MAX)のポンプ速度を100%にあげてみるも、なんだかいつもと音が違って冷却水が循環していない様子...
すわ冷却水漏れか!?と慌てて電源を落とし確認したところ、最悪の惨事では無かったのでホッとしました。
とはいえクーラーが動かないと何も出来ないので、タブレットで急遽CPUクーラーを購入する運びに...。

安かったので簡易水冷で組んでみましたが、排熱をケース外にもっていけない簡易水冷使うくらいなら大型空冷クーラー使うべし!というスタンスなので、迷わず空冷クーラーをチョイス。
もちろん選ぶ基準は物量重視。とにかくデカくて大口径ファン搭載のものをファンコンでゆるりと使う方向で。
空冷ハイエンドといえばSilverArrowやCRYORIG R1などが有名ですが、クーラーに1万超えはなぁ...。
かといって下位モデルのCRYORIG H5だと物量が足りないなぁ...とAmazonを見ていたところで今回購入のThermalright MACHO X2が目に止まりました。

ヒートパイプはSilverArrowの8本でなく6本と少ないですが、大型フィンに大口径ファンを2基、価格はAmazon比較ではCRYORIG H5と数百円違うだけ...(価格コムだとH5はもっと安いですが)
というわけでAmazonからプライムお試しお急ぎ便で8,152円でポチりました。
深夜1時に注文、午前11時に発送済み通知、午後3時頃にヤマトが届けてくれました...
日本の物流しゅごい...。

ちょうど古いクーラーを取り外したところに届いたので早速組み付け。
手順書は英語ですが、絵もありますし使うネジの長さだけ気をつければ特に間違えることもないでしょう。

DSC03150.JPG

まずはベースマウントを取り付け。
LGA2011-3はクーラー付属のバックプレートを使わずにマザー標準搭載のバックプレートをそのまま使うので楽ちん。

DSC03152.JPG

マウントを付けたらヒートシンク本体を載せて、
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↑こんな感じの金具をCPU接触部の受熱ベースの上にかぶせて2箇所(1箇所は付属の長いドライバーでヒートシンク上部の穴から固定)して完成。
ファン込みで総重量1050gもあるクーラーをたった2箇所のネジで固定するのはちょっと不安もありますが...

メモリとのクリアランスは十分にあるので、ヒートシンク付きのメモリでも大丈夫そう。
また、取説ではCPUクーラー取り付け後に後からファンを取り付けるように記載されていますが、見ての通りケースとのクリアランスが殆ど無く、取り付けに難儀しました。
ケース後方側のファンはネジ止めに関係ないので、先に取り付けてしまうのがいいですネ。
それかヒートシンクの取り付け向きを前後逆にするのも手かもしれません。

でもって最初はグラボを外さないで作業をしていたのですが...

DSC03156.JPG

ファンを取り付けるには結局はずさないと作業できませんでした。
ファン固定金具がグラボ背面に当たるくらいに距離が無いです。
GeForce GTX 980は背面にバックプレートがあるので問題無いですが、基盤むき出しのグラボの場合は絶縁対策をしておいたほうが良さそうです。

更に更に、事前にホームページの製品仕様をみてヒートシンク高さが162mmというのを確認し、実測して大丈夫なことを確認していたのですが...

DSC03159.jpg

ヒートシンク(というよりヒートパイプ)の最大高より、ファンの方が高くなるんですよね、コレ...。
すっかり見落としてました...。
まぁサイドパネルは問題なく装着できたので良かったのですが、購入する予定の方はご注意を。
どれくらい高くなるかは写真で適当に自己責任でご判断ください。

他に苦労した点...というより改善して欲しい点として、
  • ファンクリップを自分でヒートシンクに取り付ける必要があるが、ヒートシンク各層に空いた小さい穴を通していく作業を上下2箇所×4本で8回やるのはかなりメンドクサイ
  • ファンクリップが固い上に曲がる方向にクセがあり、狭いケース内でファンを取り付けるのはとてもタイヘン
というトコロ。

クリップを事前に取り付けるのはコストが上がってしまうから難しいやもしれませんが、ファンの固定方法はもう少しどうにかならなかったものか...
他社で採用してたような、ヒートシンクの隙間にゴムブッシュを挿入し、そこに取り付けるとかでもいいんじゃないかなぁ?
頻繁に付け外しするものじゃないので終わってしまえばどうでもいいのですが、あまり自作初心者にはオススメできないかも。

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さて、肝心の性能ですが、i7 5820K定格で軽くOCCTを流してみて、70℃弱で安定しました。
ただし、これはファンコンでファンの回転をかなり絞った状態ですので回転数を上げればもう少し冷えるかな。
しかも使ったシリコングリースが冷えないと評判(サーマルグリス性能比較 其の弐 ~ 高発熱環境での検証 ~)の親和産業 KP92をまさに使ってしまったので、グリスを変えるだけで10℃くらいは平気で下がるかも...。
塗り直すのも面倒なので、機会があれば塗り替えたいですが...。
取り付け前に知っていれば付属グリース使ったのに...。orz
パッケージの売り文句に踊らされて昔買ったものを何の疑問も持たずに使っていました...。

でもって嬉しい副次効果として、PC動作音がかなり減り、HDDのモーターとグラボクーラーくらいしか動作音が聞こえなくなりました。
CPUファンを定格で回すと少し音が出ますが70%以下では気にならないので60%とし、ケースファンはゆるゆる吸排気してくれればいいので40%まで落としています。
以前の簡易水冷ではポンプ100%で音が結構気になったので70%まで落としていましたがそれでも無音とまではいかず、ラジエータファンについては100%駆動は論外の爆音ファンなので40%まで絞るも無音にはならなかったのでかなり改善しました。

その簡易水冷クーラーも、取り外した後に通電してみたところ何だか動いているようです。
もしかするとエアーを噛んで冷却水が循環できなくなっていたのかもしれません。
まぁ五月蝿いのと再発しても困るのでジャンク箱行きですが...。

ファンが故障しても直ちに冷却に影響せず、そもそも動作部分が少なくて故障しにくい空冷クーラーが実用PCにはやっぱり向いてますね。
水冷のポンプはわりと動作音が気になりましたし、大丈夫のハズですが水漏れや冷却水抜けの恐れ、そもそも熱源をケースの外に持っていくことができるという水冷の利点を生かせない簡易水冷の存在意義とはいったいうごごご...。
取り付けた見た目がカッコいいのでその点は良かったんですけどネ。

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このページは、kitcatが2016年2月15日 00:05に書いたブログ記事です。

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