2014年メインPC更新のパーツ紹介:冷却パーツ編

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昨日に引き続き、PC組み替え用のパーツの紹介。
今回は冷却パーツ編です。

CPUクーラー: ZALMAN RESERATOR 3 MAX(簡易水冷)
FANコントローラ: NZXT SENTRY3

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今回は簡易水冷クーラーを選んでみました。
本格的な水冷キットと異なり、簡易クーラーでは通常の空冷式のヒートパイプの代わりに水を使って熱輸送し、基本的にはケース内に取り付けたラジエータで放熱します。
そのため、
・熱輸送の手段が違うだけで結局ケース内で放熱している
・騒音源が空冷ならファンだけ、水冷だとポンプとファンの2つになる
・故障する可能性のある部位が増える(冷却水漏れ・蒸発、ポンプ故障、ファン故障)
といった点が気になり、簡易水冷使うくらいならどでかいヒートシンクで空冷する方が冷却力も変わらないし、メンテが楽でしょ!という考えで今まで手を出してきませんでした。

今回組み替えるにあたり製品を調べたところ、1年ほど前に発売されたZALMAN RESARATOR 3がかなり安価で売られていることを発見。
また、Dos/V パワレポの比較記事では、特出した冷却能力はないが高級空冷クーラー(1万円前後の製品)と同程度の冷却能力があるということで、買ってみることにしました。
近所のOAナガシマにて6,780円で入手。

12cmサイズですが、想像以上にに大きく感じました。
まぁラジエータが付いているせいですね。

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こちらが水枕。ソケット2011に対応しています。
(X99は取付ホール位置に互換性のあるソケット2011-3)
これも思っていたよりごろっと塊感があります。
なお、パワレポでは水枕の取付が複雑でマイナス評価だったところが気になります。
現PCに組み付けた空冷クーラーほどは苦労しないと思いますが...。

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[2014.10.02 追記]
マザーボードやCPUが揃ったので組み付けてみました。
LGA2011-3ソケットにおいては、付属のバックプレートを取り付ける必要がなく、純正のバックプレートをそのまま利用できたため取付はとても簡単でした。
ただ、ネジにバネがついておらず、ただ締め込むだけ...という固定方がちょっと気になります。
経年でネジが緩んでCPUとの密着が甘くなりそう。

DSC01499.JPG

[2014.10.02 追記 ここまで]

お次はファンコントローラ。Amazonにて4,980で購入。
本来は今使っているサイズの風サーバーをそのまま使うつもりで購入予定は無かったのですが、ケースをどうするか悩んでいた際、フロントにフタがある静音系のケースにしてみようということでケース購入前に発注したものです。
現行のファンコンはつまみが飛び出しているので、フロントにフタがあると干渉してしまうため。
でも結局、フロントにフタが無いケースに決めたので無駄な投資となってしまったかも。

フラットなタイプで安価な製品ではサイズの風フラットシリーズなどがありますが、いずれもレギュレータドロップ式のため、ファンの回転を絞ると無視できない程度にはレギュレータがあっちっちになります。
実は現行PCももともとはサイズの鎌メーターを使っていて、この製品はPWM制御のファンコンでした。(壊れてしまったので買い置きしてあった風サーバーを今は使っていますが)
PWM制御だと、余分な電力を熱に変換するレギュレータ式と異なり発熱しない利点があるほか、レギュレータ式よりも低回転で運用することが出来ます。

たとえば5Vだとぎりぎり回らないファンがあった場合、5Vをかけて指で弾いてあげると回り続けます。
最初の動き出すときが一番力がいるためですが、PWM制御の場合は電圧を5Vに落とすのではなく、元の電圧(12V)を断続的に出力することで、時間軸で慣らすと擬似的に低電圧になる制御となるので、回り出す時の力は5Vではなく12V、よって低い回転数でもファンが回ってくれます。

話が脱線しましたが、本機 NZXT SENTRY3は最近めっぽう見なかったPWM制御のファンコンです。
温度は1系統しか測定できませんが、ファンは5系統制御できます。

外箱はかなり小さく、開封すると中身もけっこうこじんまり。

DSC01402.JPG

フロントから。
フロントベゼル部はプラスチック製です。
アルミで出来ていればカッコ良かったんですけれど。

DSC01408.JPG

裏面から。
サイズの製品はケーブルがごちゃっと入っていますが、こちらは最初からすべて接続済みで梱包されていました。
逆に、サイズは余剰のパーツが付いてきますが、こちらは予備なし。
結構壊れやすい温度センサーが壊れた場合、サイズのものが流用できればいいんですが...。

DSC01413.JPG

基板拡大。
おそらくPWM制御用のチップです。たぶん。

DSC01412.JPG

また、ケーブルトリミング用にインシュロックのほか、針金モールの束が入っていました。

DSC01404.JPG


CPUクーラーの動作チェックも兼ねて、適当な電源につないで起動してみました。
最初は簡易水冷のポンプがポコポコと空気の流れるような音がしていましたが、すぐに落ち着いた模様。
ただ、ラジエターのファンが爆音です。
100%ではとてもとても...。このファンコンでは40~100%の間で10%刻みで制御できますが、40%(850rpm前後)であればほぼ無音、でも50,60%くらいが限度かな。
ラジエターの反対側にもファンを増設できるので、静かなファンをそちらにつけて低回転で風量を稼がないとうるさそうです。

ファンコンでポンプの流量の制御もできますが、こちらは100%でもそれほどうるさくはないのと、流速がダイレクトに冷却能力に反映されてしまいそうなので基本100%運用になりそうです。

ファンコンで速度を変更する場合、増速する場合とファンをOFFにする(0%)場合は一瞬で反映されますが、減速する際はゆっくりと回転数が下がっていく制御がかかるようです。
同様に、電源投入時に100%で起動したのち、設定された速度までゆるゆると下がるので、電源入れた直後だけは爆音でした。w

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ファンコンの5chをつかって光物の光量制御をしようと試してみたのですが、電圧は出ているもののタッチパネルで当該ファン番号が有効にならず、電圧制御ができませんでした。
どうやらファンの回転信号が入っていないと操作パネルが有効にならないらしく、回転信号のピンをGNDに落としてみたところ、パネルの当該番号が点滅しました...(ファン故障による0rpmと判断されたっぽい?)
したがって、何かしらのファンから信号を分岐して入れてあげないといけないようです。

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ファンコンはマニュアル制御のほか、温度センサーによって元気よく冷やすモード、静音重視で動かすモードの3パターンが有ります。
ただ、温度センサーが1系統しかないことと、このファンコンの特徴として1-5番のファンを好きな組み合わせで電圧を連動制御できるため、基本はマニュアル操作での運用になりそうです。

また、これは買う前からレビューで把握はしていましたが、液晶画面がかなり見づらいのがなんとかならないのかな。
真正面から見ると、直射日光の下でスマホの画面をみているかのような見づらさです。
斜め上から見下ろした時に見えるようになっているらしいですが、かなり角度がシビアなことと、ベストな角度からでもやっぱり見づらいです。
パネルデザインはメカメカしくてかっこいいんですけどネ...


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このページは、kitcatが2014年9月30日 00:54に書いたブログ記事です。

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