Aterm WG2600HP2を2台購入しLAN環境を再構築

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Google WiFiが国内発売され、無線LANのメッシュネットワークに興味を持ちました。
なにせ現状、メインPCやサーバーはLAN内で1000Base接続ですが、WAN側がPLC接続。
20Mbpsくらいは安定して出ているので、PLC環境としてはわりと速度が出ているとは思いますが...。

初めて使った802.11bのころの無線LANがクソ雑魚ナメクジ過ぎて、PLCが発売されてすぐ(Panasonicの初代PLC製品なので、2006年12月頃?)導入し、その安定性に満足してずっと使ってきました。
確かCorega製の無線機器でしたが、3分に1回位で定期的に、10秒位無通信が発生するという...
よくそんな環境でMMORPGだのFPSだのやってたもんです...

そんな経緯のため、無線によるLAN構築は毛嫌いしてしまって、有線LAN工事の見積もりをとってみるも結構なお値段でPLCをずっと使っていました。10年以上も...
そしてメッシュネットワークの記事を見て、今どきの無線LANなら... ということでLAN再構築を行いました。
さて、記事タイトルからして全然メッシュネットワークを導入していないんですが、最初はTP-Link Decoの導入を検討していました。
で、いろいろ調べた結果、
  • DecoもGoogleWiFiも、最大867Mbps。Orbiなら1733Mbpsでリンクできるけど、2台で4万円...
  • アメリカみたいな家ならともかく、日本の家屋でメッシュ必要なんだろうか
ということで、ゲーム用超高速無線LANルーターも検討。
でもこれも、子機側の用意が大変。サーバーもメインPCもつなげたいので、イーサネットコンバータの形で欲しいがあんまり製品が見つからない...。
ルーターで3万弱、子機も1万~1.5万くらいになりそう。

悩みつつ現行製品のオススメルーターを調べていった結果、最終的にNEC Aterm WG2600HP2を買うことにしました。
決め手としては
  • 1733Mbpsに対応している
    ゲーミングRTにはコレより高速なものもありますが、親機だけ速くても子機が用意できなければ意味がない。現状望みうる最大速度が出せる。
  • コンバーター機能が使える
    本体のスイッチをCNVに切り替えることで、イーサーネットコンバータとして利用可能。
    つまり、1733Mbps対応の高速な4ポート子機として利用できる。
  • NEC製ルーターである
    有名なB社のルーターも過去に使いましたが、原因不明の不具合が起き買い替えたりしました。
    結局NEC製が一番安定していて、人に聞かれた時もNEC製を薦めているので。
    不具合以外にも、NEC製だと電界強度が強いのか、ハイパワーをうたうB社製品で途切れてしまう電子レンジ利用時も使えたりしましたし。
  • 速度が期待できる
    このASCIIの記事が参考になりました。WG2600HP2をコンバーターにするとかなり速度が出る模様。
    自分の環境だとちょうどA-D間くらいの接続になりますが、351Mbpsでつながってくれるなら十分期待できる。
  • あとから中継機の追加ができる
    あまりリンク速度が出なかった場合に、中間位置にもう1台買い足して中継機を増やすことが可能。
  • 値段が安い
    現行のハイエンド製品ですが発売が2016年のため、1台12,000円くらいで購入可能。2台要るけど。

と、いうことで、ヨドバシで2台まとめて購入しました。

DSC03810.JPG

親機側の設定は元々NECルーター(Aterm 8700N)を使っていたのでそれほど大きく変わるところもなく、ポートマップ設定を写して終了。
コンバーター利用する子機側はちょっと特殊で、
  1. 本体のスイッチをCNVに切り替える。
  2. らくらくスタートボタンを押しながら電源投入。
    CONVERTERのLEDが黄色点滅するまで離さず待機。2,3分かかる。
    失敗して通常通り起動した場合は橙点灯するのでリトライ。
  3. PCを有線LAN接続し、IPを自動取得。
    (2.の起動方法だとCNVモードではなくブリッジモードで起動するようで、DHCPサーバーが動いている)
  4. ゲートウェイのIPアドレスを確認しブラウザで開く。
  5. "親機との接続設定"で、接続先の親機を設定する。
  6. "子機との接続設定"で、親機と同じSSID等を設定する。
という流れになります。
特に6.の設定、CNVモードのWG2600HP2に対し、子機(スマホとかタブレットとか)が接続する際のSSIDやパスワードの設定ですが、本来の親機とローミングできるように同じ設定にしてあげなければならないようで注意です。
親機との接続は速度の出る5GHz優先に設定します。(どうもAtermでは5GHzの広帯域接続のことをTVモードと呼んでいるようで、妙に気になる。)

こんな感じで設定し、CNVをあちこち設置して速度をテストしてみた結果、場所によりかなりリンク速度に変化がありました。
もともと古いルーターが置いてあったサーバーPC近くの場所は、WAN側で無線を使うつもりがなくスマホやタブレットが切れない程度につながればいいや-と適当置きしていたので、試した箇所では最も遅かった...
結局、メインPCのそばが一番速いという結果に。それも親機と同じ高さよりも、低い場所に置いたほうが電波の通りが良いようで...なかなか難しいもんです。

そして実測値としてこんな速度が出るように!

aterm.png

7340259323.png

鉄筋住宅ですが、だいたい526Mbps(時々468Mbps)でリンクし、実測で300Mbps以上が出るようになりました!
今までの20Mbpsとは雲泥の差...
Steamでゲームのアップデートが走っているとニコ動等のストリーミングでキャッシュ切れしてしまう環境からオサラバです。
(オンラインゲームに関しては通信量も少なく、今までも特に問題になったことは無かったですが。アプデに時間がかかること以外は...)
上流側をフレッツ光プレミアムから隼ハイスピードに切り替えたので、電波環境がもっとよければもっと速度が出るのでは...と思ってしまう。
中継機を直列で足すとリンク速度が上がっても実測値が半分になってしまうだろうし...今後の課題ということで。

まったく問題なく構築が終わったわけではなく、テスト環境で無事動作確認し、本番でLAN環境につないだらUp速度が2Mbpsしかでなかったなんてトラブルも有りました...
理由はPLC回線を切ったつもりが生きていて、パケットストームが起きていたというオチ。
経路上のHUBのLEDが猛点滅してたり、ルーターの設定画面の動作が緩慢になっていることで早く気づけば悩まず済んだのに...
PLCなのでストームが起きても20Mbps程度の経路ですが、ルーターのCPUが処理しきれなかった模様。


オンラインゲームもやるので絶対有線で!と思って無線LANを調べもしませんでしたが、やはり10年以上前の技術よりも最新の技術。
ようやく人並みの快適回線環境にできました。

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このページは、kitcatが2018年5月28日 00:35に書いたブログ記事です。

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