Core i7 5820K 定格のベンチマーク

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X99 + i7 5820Kで組んだ新PCで、まずは定格でのベンチマークを取って旧PC(Core i7 950環境)と比較してみました。

グラフィックボードは旧環境から引き継いでいるため、CPU系のベンチマークを行いました。
どちらのCPUも定格で比較。
Core i7 5820K ... 6C12T 3.30GHz
Core i7 950 ... 4C8T 3.06GHz

まずはSuperπ。
これはシングルスレッド動作なので、1コアあたりの性能比較です。

bench_pi.png

誤差が少なくなる1600万桁で見ると、
・Core i7 5820K:4m14.725s
・Core i7 950:5m15.712s
となり、コア自体の性能はクロック差も考慮すると、第1世代Core iに比べ約115%になっている、といったところでしょうか。

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続いて、CineBenchを用いてシングルコア性能とマルチコア性能を比較。

bench_cine.png

最初に同じグラフィックボードを使っているといったな。あれは嘘だ。
OpenGLスコアに差がでちゃっているのは、既に旧PCをばらし始めた後にベンチをとったため、GeForce480GTX SLIではなくシングルになっているためなので無視してください。

シングルコア性能が、100cb→136cbと、クロック差を考慮すると126%の性能になっています。
SuperPIよりもいろいろな命令形を使うために差が開いたのかな。

特筆すべきはマルチコア性能。
さすがにヘキサコア+HyperThreadingの効果で、507cb→979cbと、2倍近い性能差になっています。
マルチプロセッサ利用効率は
 5820K:7.19x ÷ 12Thread = 59.9%
 950:5.07x ÷ 8Thread = 63.4%
となり、効率自体はどちらもHyperThreadingを使っているためか、余り変わらないようです。

OCすれば確実に1000cbの大台を超えますネ。

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最後に、より現実的なところでx264によるエンコードテスト。
AviUtil1.00を使用し、フィルタは一切かけずに同一のエンコードオプションでのエンコード時間を比較しました。
エンコードには拡張x264プラグインを利用。

bench_aviutl.png

8m13.3s → 4m28.1s という結果でした。
実に1.84倍のエンコードスピード。これは捗ります。
コア数が1.5倍(4C8T→6C12T)で、コア性能が1.26倍(CineBench結果)とすると、
 1.5 × 1.26 = 1.89倍
という計算になるので、実に順当な結果でした。


以上が定格でのベンチマーク比較。
普段使いしている分にはCPU性能アップの知覚はできませんが、旧環境に対して2倍近い性能になっていることが解りましたので、更新した甲斐がありました。
これだけ早くなっていれば新しいグラフィックボードもおごってあげたくなりますね。

次回はCPUのオーバークロックと、そのベンチマーク比較をする予定です。

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このページは、kitcatが2014年10月18日 21:33に書いたブログ記事です。

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