投影式キーボードTK-PBL042BKを買ってみた。

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一時期いろいろなPC用キーボードを集めていた時に、海外製品でキーボードをレーザーで投影するプロジェクションキーボードが出ていることは知っていましたが、実用的でないのに値段がとんでもなかったので入手しないでいました。
いつの間にか国内でエレコムがOEM販売しており、それが電脳売王で3,980円で販売されていたため、コレクション用に入手してみました。
購入は電脳売王ではなく、Qoo10というところで購入し、送料無料の3,380円なり。
意外にもマウス機能が秀逸な製品でした。

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Qoo10自体はeBayと関連があるトコロのようなのですが、初めて利用するところなのでクレカではなくPayPal決済を利用。
3,000円以上の購入は決済手数料無料で、3,480円の商品もクーポンで100円引きだったため、上記の価格で購入出来ました。
商品自体はQoo10からではなく、エレコムから直接配送されたようです。
送り主とか納品書がエレコムのものになっていました。

以下、簡単な製品のレビューです。
別に新製品でもないので、いまさらですけど...アキバでも特価販売しているようなので、この機会に入手した人は結構いるんじゃないでしょうか。

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外装は厚手のしっかりしたプラスチックケースで、ディスプレイが映えるものになっています。
流石に定価が22,890円なだけあります...。w
ただし、プラスチック表面はかなりキズ付きやすいようで、メガネ拭きで拭いたところ、光にかざすと見える細かい擦り傷がいっぱいついてしまいました。
まぁ外装なので構わないのですが、店頭に並んでいるものは指紋ベッタベタのキッズキズになってそうです。

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本体はラバー系の塗装がされており、触り心地はスベスベしています。
ちょっとホコリを吸着しそうな気はしますが、光沢プラスチックで傷だらけになるよりはマシかなぁ。

また、添付品として取扱説明書、USBminiBケーブル、リングストラップが付いてきます。
リングストラップはちょっとうれしいオマケですが、作りはちゃちいです。

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本製品は充電式なのですが、長期在庫品?だったからか、到着時バッテリーが完全放電していました。
そのため、PCとUSB接続し充電しながら使ってみました。
本来、モバイル用キーボードとしてBluetooth接続で使うものですが、USB接続時は通常のUSBキーボードとして振る舞ってくれます。
バッテリーは公称2時間しか持たないので、デスクトップ環境で使う時はバッテリーを気にせず使えるのはいいところです。

キーの投影はかなり投影面の凹凸に左右されるようで、机の上に直接投影する分には問題ないのですが、その辺に転がっていた紙の上に投影してみたところ、歪んでしまいキレイに投影できませんでした。

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また、普段使いのガラス製マウスパッド上だと焦点が合わないというか、文字が滲んでしまって見づらかったです。
ガラスや鏡の上では使うなと、取説には注意書きが書いてありますけれど...。

キー配列は海外のOEM製品のため当然英字配列ですが、この点は普段から英字配列利用のため問題なし。
ただ、日本語キーボード利用の環境に接続した場合、刻印通りに記号が打てないかもしれません。
AndroidやiOSで使う場合には、OS側が英字配列を想定しているハズなので問題ないですが、Windowsでの利用では注意が必要かもです。

実際の使用感は、キーから常に指を浮かせていないといけないため、ホームポジションが存在せず、ミスタイプがかなり多くなります。
IDやパスワードの入力程度には使えますが、文字打ちには流石に向いていないです。
もともとかなりキワモノなアイテムなのである意味予想通りですが、意外にもPC画面を見ないでキーボードだけ見ながら文字を打つ分にはそこそこの速度で入力ができました。
ただ、途中で打ち間違えても気が付かないので、何回かミスタイプが生じていてとても使いにくいですが...。
また、ある程度以上の速度でタイプすると取りこぼすため、トトトトト...ではなく、トンットンットンッ...という感じで入力が必要です。
だいたい200タイプ/分くらいが認識限界のようです。

また、キーをタイプすると本体からピッというビープ音が鳴りますが、音量をFn+上下キーで調整することができます。
音量をある程度落とすと、ピッではなくタッみたいな音になり、キータイプ音のような音になるところは気に入りました。

そして買うまで気が付かなかったのですが、この製品にはマウス機能が付いています。
冒頭にも書いたのですが、この機能がなかなか有用でした。
Fn+マウスキーでマウスモード、その状態からマウスキーでキーボードモードに移行します。

マウスモード時はキー入力エリアがそのまま広いトラックパッドになるイメージです。
カーソル操作、ダブルタップによるドラッグ操作は当然できますが、2本指によるスクロールやピンチイン・アウトまで可能です。
カーソル操作はちょっと取りこぼして動きがギクシャクすることもありますが、スクロール操作は直感的でいい感じ。

...と、それなりに使える感じではありますが、やはり欠点もいくつか。
スクロール操作が通常の逆(指を上にスライドすると下にスクロール)だったりします。
また、操作していた時は気が付かなかったのですが、右クリックの操作方法が不明...。
あれ?と思って取説をみたり、ググってみたりしましたが、どうやら本当に機能自体が無い模様。
キーボードとしてもアプリケーションキーが存在しないので、右クリックはソフトウェアキーボードのアプリケーションキーで代用するというアクロバチックでめんどっちい操作が必要そうです。

ということで、人に見せて話の種にするには素晴らしいガジェットで、本体も小さく軽く、バッテリー駆動のため持ち歩きには適していますが、いざ使おうとするとメインにはゼッタイ成り得ないキーボード。
でもサイバーチックなところがとても魅力的で、3000円代という価格であれば買って後悔はしない(満足もしないけど...)製品でした。
コレ1台でキーボードとマウスをある程度代用ができ、かつ使う時だけ場所を確保すればよいので、自宅サーバー機につないでおく用途にはかなり有用かな。
また、ミスタイプし易いのが厳しいですが、PS3などのゲームコンソール用のキーボードとしても便利かもしれません。ゲーム機にフルキーボードをつないでおくと邪魔ですので。なお、PS3でマウス機能が使えるかは試していません。

以上がレビューとなります。
そういえばUSB接続では動作を試したけれど、Bluetoothでのキーボードやマウス操作を全く試していなかった...デスw

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このページは、kitcatが2014年1月29日 00:14に書いたブログ記事です。

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