Creative AURVANA Airを買ってみた。

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某掲示板のヘッドホンスレやイヤホンスレにて度々出てくるクリエイティブメディアのヘッドホン・イヤホンであるアルバナシリーズ。
特にフォスター電機のOEMヘッドホンであるAurvana Liveと、BA型カナルイヤフォンのAurvana In-Ear2あたりの評判がすこぶる良いようですが、そんな影でひっそりとネット上の評価がよかったのがこのAurvana Air。
定価2万円で、実際2万円で販売開始され(モニター・アンケートに答えると5千円引き)、1ヶ月程度で半額になり、今では70%オフで売られています...。
見せかけの定価を高くしてお買い得感を出している...訳ではないらしく、非常に気になったので購入してみました。
購入時点でAmazonでは6,980円でしたが、楽天Creativeストアにてアウトレット5,980円にて購入。

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手元に届いたものは製造年月日が2012年10月と新しく、外装汚れ等も特になく、どのあたりがアウトレットなのかよくわかりませんでした。
強いて言うなら光にかざすと外装パッケージに小キズが多少目立つ程度?
なのでまったくもって新品状態でした。

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開封するとイヤフォンが宙に浮いているようにディスプレイされた、無駄に立派なケースが出てきます。
それとは別に持ち運び用のポーチもついてくるわけで、ゴミになっちゃうだけなのでもったいない...。

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この持ち運び用のポーチ、嗅ぐと革っぽい匂いがするんですが...
PUレザーじゃなくてまさかの本革?
取説にはそこまで書いていないので真実は不明です...。

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そして音質についてのレビュー。
一応聴力的には19kHz近くまで聞こえますし、音感も500Hzで0.75Hzの音差までは聞き分けられますが、オーディオ的な表現や聞き比べはよく分からないので、「ふーん、そーいうのもあるのか」程度の参考にして下さい。

比較機としてゼンハイザーのOMX90を用意。
定価12,800円、現在の価格も9,000円程のイヤフォンです。とはいえ3,000円以下で投げ売ってた時に買ったものですが。

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今まではこのOMX90で十分満足してたのですが...
アルバナAirの方が圧倒的に解像度が高く、格が違いました。
実売はともかく、定価ベースでは結構離れてますしネ...。
なのでOMX90と比較してもアルバナ圧勝で比較にならないので...リファレンスをゼンハイザーHD650に変更。w

イヤフォンとヘッドホン、それもヘッドホンアンプかました旧フラグシップ機との比較になるのでかなり厳しい採点になります。

・解像度:
かなり健闘しています。
1万円くらいのイヤフォンでこの解像度が得られれば十分満足できるはず。
それが6千円で買えるのであればジョリーグッドです。
低域のドラムは弾み、高域のバイオリンは気持ちよく伸びます。

・音場:
HD650と比べると狭いです。耳の周りで鳴っている感じ。イヤフォンとしては頑張っているかと。
開封直後は低域、高域だけを聞く分には素晴らしい解像度だったのですが、曲のサビの部分で色々な音が入り混じる時に、音が団子になって出てきたためガックリしてしまいました。
その後2,3時間程放ったらかしにしてしまったのですが、再度聴いたところ変化を感じ、その後10時間ほどバーンイン。
開封直後に比べると音の分離がすごく良くなったので、ある程度エージングが進んでから本気を出すようです。

・音質:
ドンシャリ系というレビューを見るのですが、どうも中音域が鳴る場面においては、低音、高音が共に目立たなくなってしまうようです。
いわゆるカマボコ型の音質じゃないでしょうか?
DAPで聴く際にはイコライザで低音域を少し、そして低音域より少し多めに高音域を持ち上げてあげるとバランスよく聴けると思います。

・音漏れ:
開放ダイナミック型なので漏れます。
なにか聞こえてれば良い程度の音量であれば電車でも使えないことはないでしょうが、それでは音質が生かせないので別のモノを使いましょう。
カナル型とは違い周りの音が聞こえるメリットはあります。ハウジングが大きくてあまり耳の奥まで入らないですし。

・装着感:
ハウジングが大きめなので、耳の穴が小さい人は使用自体が向かないかもしれません。
フックを引っ掛けるのに少し手間取りますが、付けてしまえば重さもそれほど感じません。
取説にはフックが水平方向に曲がる表記があるのですが、どうやっても曲がらない...無理に曲げたら永久に曲がったままになりそう。
ここが調節出来ればよりズレにくく装着できそうです。

・質感:
本体もプラグも金属製で質感は高いです。ケースも高級感あります。(収納は面倒ですが)
イヤーフックに付いているビニール部にホコリが付着しやすいのが難点。気にしなければどうということはないですが。


と、こんな感じになります。
音場の広さや音の分離はHD650に負けてしまいますが、解像度は十分なものを持っています。
ヘッドホンとアンプで6万以上かかる組み合わせに対し、その10分の1の価格ですので非常にコストパフォーマンスは(・∀・)イイ!!
音質にそれほどこだわりを持たないのなら、これ一発でしばらく楽しめると思います。
その代わり次のレベルアップ時は2,3万クラスのものでないと満足する音が得られないかもしれませんが...。

改造HMZ-T1を寝ながら使う時に、ヘッドホンだと座椅子と少し干渉するので音質が良ければイヤフォンを使いたいなと思い購入しましたが、十分な音質だったので増設したイヤフォン端子を活用して使っていくつもりです。

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コメント(1)

5500円で買ってきました。ケースが「無駄に」立派で仰天。開けにくくて壊すかとおもった。こないだのヘッドホンみたいに漆塗りの桐箱入りじゃなかったけど。(お願い。紙箱でいいからもっと安く)

ER-4sやMDR-EX1000に比べると最低最高域がいまいちという感じもしますが、解像度高く中心レンジの音はすばらしいですね。MX-400と同一種族とは思えません。第一、開放感がいいです。

実測図があります。

http://en.goldenears.net/2477

70-2.5kまでふらっと、2.5k-5kくらいまで5db落ち後は山谷が出ます。ほかのイヤホンたちと比べると、驚異的にふらっとなんです。ええ、真っ平らのER-4sやpは別ですけどね。

大満足です!


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このページは、kitcatが2013年2月 3日 01:18に書いたブログ記事です。

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