予約していたHTC Viveが到着!

| コメント(0) | トラックバック(0)
予約開始日にスタンバって予約した話題のVRゴーグルであるHTC Viveが、4/15に発送され、4/20に受け取れず、4/21に無事到着しました。
予約時に金額の高さに面食らって1時間位注文を悩んでしまったため、ちょっと遅目の着弾です。

DSC03319.JPG

もうさんざん各所でUnboxingされてるので、ざっくりと紹介。
とりあえず梱包箱がスゴイ大キイ!
ミドルタワーのケースくらいあります。

DSC03313.JPG
(比較物がないのであんまり伝わりませんネ)

開封すると箱と同サイズで1枚ペラの簡易マニュアルが置いてあり、それをどかすとこんな感じで鎮座。

DSC03321.JPG

硬質スポンジを繰り抜いた形で、各機器がゆったり収まっています。
なお、上蓋の裏側も山切りカットなスポンジが嵌めこんであり、衝撃対策はバッチリ。
また、右上の青い細長い部分は箱になっており、リンクボックスや小サイズフェイスパッドなどが入っています。

DSC03326.JPG

これが本体。
凹んでる部分はセンサーユニットからの赤外線レーザーを検知する部分。
正面から見て左下に竜頭のようなものがあり、コレで瞳孔間距離を調整可能。
また、左右のベルトが留まっている丸い灰色のリングをカチッと引き上げると、レンズを前後方向に調整することもできます。
初期は最も目に近い状態で、メガネ等に当たる場合に奥にするといいかと思います。
ただし、その分視野角は狭くなりますが...。

また、本体上部の隠し蓋を取ると、リンクボックスからのケーブルを個別に取り外せる他、隠しUSB端子があるらしい。(見てない)
将来的にここに接続するオプション機器が出てくるのかも。

フェイスパッドは初期ではLARGEサイズが装着されているので、付属の小サイズに交換したほうがレンズが近くなって視野角が広くなるらしいので交換しました。
交換は、フェイスパッドの端をつまんでめくり上げるだけ。
マジックテープで留まっているだけなので、ペリペリと剥がれます。

DSC03327.JPG

レンズは写真ではフレネルレンズの模様が目立ちますが、装着時は暗いシーンで特有の縞っぽいものが見えることもある、明るい場合はそんなに気にならない、といったトコロ。
まぁこのレンズが小型化・安価(安価...?)の要ですね。
写真は保護フィルムを剥がす前。
収納時、レンズにキズを付けてしまわないか、非常に気になる...

サウンドに関しては、ヘッドセット本体から伸びているケーブルのうち1本が、3.5Φコネクタになっており、好きなヘッドホンを装着できるようになっています。
付属のイヤホンでもよし、お気に入りのヘッドホンでもよし、です。
私はヘッドホンのHD650を接続して使っていますが、音量については実用上困らない程度には取れています。
しかし爆音という程までは音量が取れないので、大音量が欲しい人は能率の良いヘッドホンないしはイヤホンを使うか、ポタアンを使う必要がありそうです。

DSC03324.JPG

Oculusと決定的な差である、付属VRコントローラ。
コントローラが別売ではなく製品に付属していることで、対応アプリが出てきやすいと思います。
ボタンは表に2つと押しこみクリックできるタッチパッド、裏にトリガー1つと少ないですが、タッチパッドは4分割して押し込んだ位置で違うボタンとして認識させることもでき、使い方の幅が広そう。
これの面白いところは、VRゴーグルをかぶるとコントローラが持っている位置に表示されるトコロ。
しかもサイズ感が現実とほぼ同じに表示され、仮想空間でコントローラ同士をぶつけると現実世界でもぶつかるという。
また、振動機能も内蔵されており、例えば左手で弓を構えて右手で矢をつがうと、キリキリと振動と音が連動してスゴイ臨場感。

充電はmicroUSB経由で、付属のUSBケーブルを使う分には問題ありませんが、USBコネクタ周辺の形状が原因で、小型のmicroUSB端子でないと干渉して刺さりません。
ここはもうちょっとなんとなからなかったのか...
まぁ付属品使えよ!って話なんですけどネ。

DSC03323.JPG

そしてこちらがセンサーユニット。
部屋の対角に設置して部屋全体をカバーします。
基本は2個セットで使いますが、出荷時にそれぞれチャンネルB,Cと設定されているところを、チャンネルAに切り替えれば1個だけでのトラッキングもできるようです。

また、サイズが思っていたより大きく重い!
8cm x 8cmの立方体くらいの大きさです。
レーザーユニットを振り回すためのモーターも入っているため、動作時にはHDDみたいなブーンという低い音もします。
SteamVR側の設定で、SteamVR終了時に自動で電源を切る設定が可能ですが、それをやらないとずっと動いています...。

ルームスケールについては、最低範囲(2m × 1.5m だっけ?)を満たさないと、設定さえできません。
その場合は立位モードで設定することになります。
この場合でも、立位モードで指定された範囲を外れてのルームスケールトラッキングをしてくれるため、ルームスケールが必須なゲーム(Job Simulatorとか)も一応は立位設定でプレイはできます。
ただし、ルームスケール時に範囲外に近づくと画面上に表示される仮想壁が立位モードでは表示されないので、あっちにぶつけたりこっちに躓いたりすることになるので注意は必要です。

DSC03329.JPG

センサーユニットの設置については、都合よく部屋の対角にカーテンレールがあったため、いわゆるバイクマウント(バイクや自転車にカメラを取り付けるやつ)を購入して取り付けました。
(あと、写真では貼りっぱなしですが保護フィルム付いてます。剥がさなくても特に支障ない模様...)

付属のバンドルソフトや、いくつかフリーのVRアプリを試してみましたが、自分が能動的に動いたり、テレポート先を指定して瞬間異動する分には問題ないのですが、勝手に移動する系(アプリ名で言えばInCellとか、ジェットコースター風に動くもの)は、プレイしてすぐに(コレはヤバイ!絶対気持ち悪くなる!)という気持ち悪さが...。
これがVR酔いってやつでしょうか...。

そういったものを除けば、全く新しい感覚で感動モノです。
HMZ-T1も持っていますが、視野角45度のアレとは用途からして全くのベツモノ。
仮想空間上のオブジェクトなのに思わず避けてしまったり、まったく新しいゲーム体験ができます。
MocuMocuDanceでMMDモデルを踊らせてあっちこっちから眺めているだけでも結構楽しめちゃいますし。
無料で配布されてるSurgeonSimulatorVR版なんかは、通常版マウスプレイ時は遠くにある感じの体が、本当に目の前のベッドに横たわっていて、そこらに転がっているオペ道具(斧とかだけどw)を素手で掴んで解体していく感はまさにVirtualReality。
グラフィックはリアル志向とは真逆のカートゥーンな感じですが、VRってグラフィックの質じゃなくて、すぐそこにあるという存在感、臨場感が大事なんだなって思います。
まだデバイスが登場したばかりで対応したソフトが少ないですが、どんな斬新なゲームがでてくるのか楽しみですネ。

惜しむらくはその価格・・・
ハードウェア自体も高価ですが、満足に動作させるためにはゲーミングPCも必要で、世間一般の人は自宅で環境構築はまず無理でしょう...。
やはりPSVRが発売されてからが、VR時代到来になりそうです。
ですので今はまだ、早熟な製品を手探りで楽しめる人にしかオススメは出来ないですネ。

また、Virtual Desktop等を購入して動画再生とかもできるようにしようと考えてはいますが(まだ買ってない)、超大画面にでき迫力はあるんでしょうけど、解像度不足感が否めません。
58インチ4KTVをPCディスプレイとして普段使いしているのもあって、ペンタイル液晶の粗さ(スクリーンドアエフェクト)が気になります...。
あくまでVR装置なので、それを求めるのは酷ですけれども。
映画館だってめっちゃ高解像度なわけじゃないので、雰囲気を楽しむ、という用途になるんでしょうネ。
VR装置が終息せず、何世代か後の装置でRGB化や所謂Retina化が進んで、また違った体験が得られる...といいなぁ。

Add Social Services

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kitcat.jp/mt/mt-tb.cgi/575

コメントする


このブログ記事について

このページは、kitcatが2016年4月25日 20:19に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「Xperia Z3にバンパーを装着。」です。

次のブログ記事は「HTC ViveでProject CarsをVRプレイしてみた。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。