Intel X25-M Raid0 @ 1ヶ月後のベンチ比較

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先月末にIntel X25-M 80GBを2台使ってのRAID 0で新PCを組んで1ヶ月が経過しました。
当初はRaidでもTrimが有効になるという話を見つけて期待していましたが...

残念なことにどうも有効になっていないようで。
ググってみると実はまだ対応予定で対応していない だとか 新ドライバで対応済み だとか、いろんな情報があるので定かではないのですが...

とりあえずRaid 0を組んだ直後と1か月使用後のベンチマークをご紹介します。
まずRaid0を組んだ当初のベンチマーク。
Raidのストライプサイズは4kで作成してあります。
この辺はSSDには8kが最適だョとか、いやいや16kだよチミ ...とかいろいろありますが割愛。
IntelチップセットドライバーはVer 9.1.1.1025 です。

IntelRAID_Before.png

Intel Rapid Strage Technologyというツールでライトバックキャッシュを切り替えて比較してみました。
大きなサイズのリードライトには特に影響はないようですが、さすがに4kランダムライトに限ってはキャッシュをONにすることで劇的な速度改善が見られます。
キャッシュに書かれた時点でOSからは書き込み完了に見えるわけで、まぁ当然なんですが...。

キャッシュに書き込んだだけで実際のデータは現在進行形でSSDに書き込み中です。
よって電源断等のトラブルがあればキャッシュに待機中のデータは当然消えます。
つまりはもしもの場合のデータの信頼性が低下するわけですが...

OSドライブなので最悪壊れてしまっても、リカバリーor再インストールすれば問題ありませんね。
OS側でキャッシュを設定しなくとも、SSDやHDDは内部にキャッシュメモリを持っているわけで、結局は電源断時には同じことのような気はします...けどどうなんでしょう。
電源落ちると危険な時間の長さは当然変わってくるんでしょうが。

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さて、とりあえず以上の結果でしたのでライトバックキャッシュはONで運用していました。
そして1ヶ月弱経過しましたので改めてベンチマークを行って、SSDの速度低下をチェックしました。
Trimが有効になっていればあまり変わっていないはずなのですが...

IntelRAID_After.png

左が導入直後(最初の図の右側のと同じ)のベンチと、右が1ヶ月後のベンチです。
結果を見てみると...リードはほとんど変わらずですが、ライト速度が全体的に結構落ちています。
やはりTrimコマンドは効いていないようですね。

Trimが有効になっていればあらかじめブロック消去しておくことでライト速度低下を防げますが...
Raid 0で組んでいるのでバラしてSSDツールボックスで手動Trimするわけにもいかないでしょうし。
バックアップからリカバリする or OSを再インストールする際にSecureEraseするくらいしか
現状は手が無さそうです...。

オンボードRAIDでのTrim有効化の手段がないかまた少し調べてみようかと思います。

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このページは、kitcatが2011年2月 1日 01:57に書いたブログ記事です。

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