HTC ViveからOculus Quest 2へ買い替え!

| コメント(0) | トラックバック(0)
発売開始すぐに入手したHTC Viveをかれこれ4年半以上使ってきました。
最近はほぼBeat Saber専用機と化していますけれど...。

特に不具合もないのですが、唯一の不満点としては最初期のVRゴーグルのため、画面解像度が今となってはイマイチであるところ。
スクリーンドアエフェクトが購入当初から気になっていましたが、解像度Upのためだけに10万円近く払ってVive Proに買い換えるのは別にプレイできないわけではないのでもったいないし・・・
HTC以外にもVRゴーグルはありますが、最初にLighthouse採用のViveを買ってしまったため、今更インサイドアウト方式のものに買い換えるとトラッキングの精度に満足できるか不安だし・・・
というかせっかくのLighthouse機材がもったいないし...

という具合に、不満を抱えつつも買い換えずにずっとViveを使ってきました。
...が、facebook傘下だしインサイドアウト方式だしで気にもしていなかったOculus Quest2について何気なく調べたところ、「ワイヤレスでPCVRができる」ということを今頃になって発見。
一時はVive無線化アダプタの購入まで検討していたこともあり、無線LANだけでワイヤレス化できるうえ、遅延もほぼ気にならないという書き込み多数、万が一のときにはUSBケーブル直結でOculusLinkによる低遅延接続もできるし、何より画面解像度が現行ハイエンド機並みじゃあないか...!!

ということで数日悩んでいる間に狙ったようにYahooショッピングの10%オフクーポンが出てきたので勢いでイヤッッホォォォオオォオウ!しました。
64GB版と256GB版があり、あとからSDカード等で容量を増やすことはできませんが、PCVRをワイヤレス&高画質化するために購入するので、1万円ちょっとお安い64GB版をコジマ電気でポチッとな。
クーポン利用&Paypayポインヨバックで実質28,000円くらい。...安ぅ。
Viveは12万くらいしたのに。

20201109_225050.jpg

もう発売から1ヶ月経っていて今更Unboxing要素は不要なのでさっさと開封。
でもちょっとだけ紹介。

20201109_230858.jpg

箱からボール紙の箱を引きずり出して...はいドーン!

20201109_231032.jpg

事前に店頭でデモ機の外観は見てましたが、プラスチッキーだけれども漂うスマートデバイス感。
前モデルは本体表面にファブリック生地が貼られていたようですが、Viveだってあんなに高かったのにプラスチックむき出しだし、むしろ拭き掃除しやすくてヨシッ!

ハンドコントローラーの電池蓋がマグネット固定から爪固定に変更されているだとか、ヘッドバンドがちゃちいベルクロだとか、各部各所で彼是言われていますが...
いいんです、安いんだから。なんてったって3万円でお釣りがくる。
Snapdragon865相当のCPUを積んで、両手ハンドコントローラーまで付いているのに。


20201109_231144.jpg

ただ、それでも唯一気になるのはIPD調節機構。
3段階しか選べません。
先日メガネを作った際に眼科で書いてもらった処方箋にPD 68.0mmとあったので、ちょうど3段階目が68mmでぴったりなはずなんですが...
どうも3でしっくりこない気がするし、かといって2もしっくりこない。
まぁ無段階調節できるViveでいろいろ調節してもしっくり来た試しはなかった調節でしたが。
(Viveは画素が荒かったので気づきにくかっただけかもしれないですが)


それにしても本体が軽くてイイです。
梱包のダンボールを持ち上げた時点で軽すぎて中身入っているかちょっと不安になったくらい。
ゴーグルを手にとった瞬間「軽っ」と思わずつぶやいてしまった...
Viveは重いからね...


Setup関係の紹介は省略。皆さんがやっている事の後追いですし。
しっかり手順紹介しているBlogがたくさんありますので参考にさせてもらいました。
ただ、セットアップ時に躓きそうに感じたところだけはちょっと紹介。

VirtualDesktop関連
  • 本体の開発者モードを有効にする際、以前は不要だった?クレカ情報の登録が必要。
    facebook系に渡したくないが...Vプリカのような住所登録されていないものだとうまく行かないらしいとの情報あり。
  • adbドライバーを入れようとしたが、すでに入っていた。Androidスマホをadb接続で触ったりしている人は改めて入れる必要はないかも。
  • VirtualDesktopのストリーマーにはOculusIDを設定しないとならない。
    VirtualDesktopをOculusQuest2上で実行した際に画面上にIDが表示されているが、初期値はランダム生成の数字の羅列なので、PCのOculusアプリから変更しておくと良いかと。
  • VirtualDesktopでSteamVR実行中、エラー等々で正常にSteamVRが終わらなかったとき、VD側からSteamVRを再起動できなくなる状態に陥ることが結構ある。Steamやらストリーマーやらを強制終了して立ち上げ直せば大体直る。よくわからなければPC再起動しとけ。
  • VRビットレートを欲張って盛りすぎると、明確に遅延が起きます。Beatsaberのようなシンプルなゲーム画面のゲームであれば、40Mbpsも150Mbpsもほぼ違いがわかりません。カクついたり遅延したりすると音ゲーはゲームにならないので、低くしておくとヨシッ!
    (Skyrimのような書き込みが多いゲームだとどうなんでしょう。未検証)
  • ストリーマーの設定はビットレートの自動変更は無効に、コーデックはHEVCにしておけばいいんじゃないかな。圧縮率がh.264の倍ですし。

さて実際のプレイ感は...
普通にプレイできます。Oculus買うだけで、夢のワイヤレスVR環境。
1FのパソコンでPCVRを走らせ、2Fの別室でVRゲーに興じることもできちゃいます!
(ルーターは1Fなので、多少のカクツキは出たりしましたが。)

あれだけ気になっていたスクリーンドアエフェクトも、全然見えない! スゴイ!ザラついてない!
ぎゃるがん2で机上のフィギュアを思わずまじまじ観察しちゃった!

Beatsaberも、必要ないのに飛んだり跳ねたりしながら斬っちゃう!
だってゴーグル軽いし、紐も付いてないから!


欠点もあります。
有機ELでなく液晶パネルなので、Beatsaberなんかだと暗闇の奥からキューブが迫ってきたりネオンがピカピカ鮮やかなところ、全体的に白っぽく見えてしまいます。
でもいいんです、安いんだから。
有機ELじゃないけど、その代わり網目だって見えないんだから。

それからWiFiネットワークの状態でかなり影響を受けます。
Nuro光貸与のルーターを使っていますが、VRゲーム中に家族がChromecastで動画を見始めたところ、目に見えてカクカクとコマ落ちが発生。
(VRビットレートを150Mbpsまで設定できる環境で、40Mbpsにした状態)
動画再生をやめると発生しなくなったので、これはゲーミングルーターを導入してWiFi6で接続できるようにしなくては...

それからバッテリ持続時間がゲームだと2時間程度。
Vive使っていたときは重くて流石に2時間以上連続では遊ばないかなー...という感じでしたが、今度は軽いので意外と時を忘れて興じてしまいそう。
ということで対策。

20201110_231749.jpg

モバイルバッテリーを後頭部部分に取り付けて、100均で買ってきたL字USBケーブルで常時給電。
10000mAhのバッテリーを用意したので、5,6時間はぶっ続けで遊べるんじゃあないでしょうか。
おまけに後頭部にカウンターウェイトとして働くので、ゴーグルが鼻にくいこみにくくなって装着時の快適性もアップ!スゴイ!

しかも用意したバッテリーはパススルー対応品。
つまり、遊び終わったらバッテリーにだけ充電ケーブルを挿せば、ゴーグル本体を充電しながらバッテリーも充電できてしまう。
バッテリーの充電端子にはマグネット充電ケーブルを取り付けて簡単に着脱!
(唯一の欠点はバッテリーが自動で充電開始してくれない仕様だったので、遊ぶときにバッテリーもスイッチONしないといけないところ。クヤシイ)

パススルー対応のバッテリーはあまり売っていないですが、コイツは1000円で買えました。安ぅ。
...あとで予備買っておこう。


facebookが親玉というところが気にかかりますが、コレは買いです。
コレ買うだけでワイヤレスでリッチなPCVRが楽しめるとか、Viveでごん太ケーブル引きずっていた頃とは隔世の感。
本来はPCと接続せず単品で楽しむモノですが、PCVRをメイン用途として買って損なしです。
おまけでゴーグル単体でもBeatsaberとか遊べます!
Oculus版に同じ値段出すのなら、PC版買ってワイヤレスプレイしたほうがいいけどね!

Add Social Services

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kitcat.jp/mt/mt-tb.cgi/616

コメントする


月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、kitcatが2020年11月11日 00:04に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「プロジェクターのLCOS方式と3LCD方式を比較してみた。」です。

次のブログ記事は「ゲーミングルーターArcher AX11000を導入。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。