XMIT Hall Effect Mechanical Keyboard を買ってみた。

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Massdropからのメールで、ホール効果スイッチを使ったキーボードを発見。
昔は存在してたみたいですが、最近は採用したキーボードは見たことがなく、メカニカル方式とも静電容量無接点方式とも違うキースイッチに久々に鍵盤蒐集欲が刺激され、11月下旬にDropに参加。
キースイッチ以外にも、なかなかに面白い仕様のキーボードです。

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予定より製造が遅れたものの、3月3日にアメリカから出荷され、ドイツに到着してから1週間くらいトラッキング進捗なく、3月14日にようやく受け取れました。

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輸送用の梱包箱はボッコボコのボコです。海外通販あるある。

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反対側に至っては穴、空いてるし。
まぁ中身が無事ならいいんですが。(中の製品の外箱もちょっと凹んでたけどネ。)

箱は黒一色、フタがマグネット留めでちょっとかっこよさげ。
Massdropの製品としては箱にもコダワリを感じます。

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中身はフィルムでくるまれたキーボード本体と...
(キートップが1個取れてたけど、はめなおして問題なし)

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付属品です。
付属品は簡易マニュアル(pdfで公開されてる)、キートップリムーバ、USBケーブル、予備のキースライダ、高さ調整用ネジ、USB-miniBケーブルです。
それと、追加5$で購入した70g荷重に変更するためのスプリング。

今回購入したアクリルモデルはキー荷重が50g設定になっていますが、竹モデルは70gとなっています。
見た目的に竹は気に入らなかったのでBlack Acrylicを選択しました。
アクリルは見た目は良いけど、すぐに小傷だらけになりそうですが...。
またキー配列も、104key(フルキー)、87key(テンキーレス)、61key(HHKB風の配列)から選べましたが、ゲーム用に使うのでファンクションキーが独立しつつコンパクトな87keyを購入。

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表から見るとネジが突き出ているように見えますが、透明なアクリルでそう見えるだけで、裏から留められたネジは流石に飛び出してはいませんし、直接ねじ込んであるわけではなく、メネジの部材が埋め込まれているのでネジを付け外しすることでアクリル側が痛むこともないようです。
もともとユーザーによる分解を想定している製品ですので当然といえば当然ですけども。

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足の高さはチルトスタンドではなく、アクリルのパーツが3段ネジ止めされています。
付属品の高さ調整用ネジで段数を変えることで高さ調整ができる仕様。

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キースイッチはCherry互換軸になっているため、お気に入りのキートップを購入して交換することが可能です。
また、RGB LEDを搭載しているため、文字が光るように2色成形のキートップになっています。

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ただまぁ、キー自体の作りは中華品質で、エッジ部分にヒケがあったり、擦ったような初期傷があったり、2箇所くらいカッターでガッってやったような削れがあったり。
実使用に影響はないのでそのまま使うつもりですが、同じフォントのキートップを使っているLED付き偽青軸キーボードがAmazonのマケプレにあったので、部品取りにちょうどいいかもしれません。
(と思ったら、試作段階と製品版とでフォントが違っているみたい。試作品はマケプレのと同じ。)
製品版のキートップだとFnキーとの組み合わせ機能が印字されていないので、むしろマケプレのキートップに変えてしまったほうが便利かもしれない...。

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さて、肝心の使い心地や機能など。

まずタイプ感ですが、ホール効果を使ってキー入力を検出するため物理的な接点はなく、内部のスプリングが押し心地を決めています。
今回は50gモデルですが、ただのバネなので押下の途中でクリック感の発生しないリニアな押し心地になっています。
Cherryスイッチでいうところの黒軸タイプの特性ですが、黒軸よりキーが軽く、青軸の重さの黒軸、というのが一番近い表現かも。
70gに交換すると黒軸の押し心地に近づきそうです。

タイプ音ですが、底突きする際と、キーを離したときの跳ね返りの際に音がそこそこ出るので、静かな環境で使うと多少気になるかもしれません。
音質はチャカチャカした、軽いプラスチック同士がぶつかる音です。
Realforceみたいにもちもちしっとりな音ではありません。

試作品の段階ではNキーロールオーバーでしたが、機能を追加するためにコントローラを変更した結果、同列5キーまでの疑似Nキーロールオーバーとなっています。
横方向の同じ列で5キーまで、違う列であれば入力可能という仕様で、メモ帳で試してみたら確かにそんな感じの挙動でした。
実用上、Nキーロールオーバーとして問題なく使えると思います。

その機能の追加ですが、KeySwapなどの基本的な機能は当然ながら、アクチュエーションポイント(入力を検知する深さ)の変更も可能になるようです。
(というのもまだ設定ツールが提供されていないので、どこまでできるか不明)
キー毎にアクチュエーションポイントを変更できるのであれば、Realforce RGBと同等の機能が実現できちゃうわけで、なかなか豪勢な仕様です。
全部同一設定しかできないのなら、まぁ、まぁそうねぇ...。

キーストロークは4mmで、標準の状態だと2mmのところで入力されるようですが、クリック感が無いために押し込みが足りず時々入力の取りこぼしをしてしまいます。
これは自分の打ち方の問題もあるので、早いところツールで浅めに設定したい。

RGB LEDを搭載しているので、闇夜で妖しく光ります。

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安物LEDキーボードにあるような固定発光パターンではなく、Fnキーとの組み合わせでいろいろ変更可能です。
一定のパターン発光もあるし、タイプしたところから波紋が広がるようなもの、押したスイッチが光って残光するものなどなど...。
ゲーミングLEDキーボードと同じようなものが搭載されている模様。

また、Fn+1~5でゲームで使うキーだけ光らせることができ、自分で自由に光らせるキーと発光色をプリセット登録できます。
まぁ手元をみてゲームすることないので、暗闇でちょっとだけ役に立つくらい?
あと、Fn+Fでmacro機能があるようですが、詳しい説明が取説にないため詳細不明。w


さらに無駄機能として、完全防水機能を備えています。w
キーボードの基板が防水コートされ、キースイッチ自体も物理接点を持つものではないため、USB端子部分に注意すれば水中でも使用可能、とマニュアルに記載されています。
つまりそのまま水洗いしてもオッケーということ...かな。

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特徴的なキースイッチ、後日提供されるツールによりいろいろ設定変更可能、ゲーミングっぽくRGB LED搭載と、いろいろ興味が惹かれてポチってしまいましたが、キートップの品質を除けばよくまとまっていると思います。
安価で高機能なゲーミングキーボードとしてはかなりいい選択肢になりえるかと。
特にツールで細かく設定変更できるのであれば、かなりのポテンシャルを隠し持っていそう。
今はMassdropでは購入できませんが、ググると同じっぽい?キーボードがAlibabaとかで出ている(外箱も似てる...)ので、同一品かはわかりませんが入手できないこともないかも?

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このページは、kitcatが2017年3月16日 00:56に書いたブログ記事です。

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