DAPをDP-X1に更新

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DAPとして1年半ほど前に購入したSONY WalkmanZX1(→過去エントリ)を使ってきましたが、バランス接続を試してみたいという表向きの理由を付けて、試製一六式高音質聴音機ことONKYO DP-X1を衝動買いしちゃいました。
(買ったのはコラボモデルじゃなくて通常版の方です、念のため)
現在は内蔵ROMと基板がマイナーチェンジされたDP-X1Aが発売されてますが、ROMはSDカードで対応できるので旧モデルの方を購入デス。

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1週間ほどオークションだの中古だの価格を観察しつつ、購入したのは12/22。
まさかヨドバシ福袋にぶっ込んでくるなんて...。(まぁ例のエラー画面表示で買えませんでしたが)
今ならお安く新品未開封・ガラスフィルム付きがオークションで購入できると思います(血涙

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それはさておき、Sofmapの☆☆☆☆☆評価の中古品を税別35,800円で購入したので簡単にレビュー。
本体は高価格品で割とよくあるマグネット式の箱に鎮座。
(付属品はマジックテープだったけど。バリバリ!)

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本体はアルミ削り出しでとてもゴツく、ひんやりとしてズシリと重みがあります。
ZX1もアルミ削り出しですが、あちらはとても軽量コンパクトにまとまっているので、所有感としてはDP-X1の方が高いです。
持ち運ぶ機器としては軽いほうがいいですけど、オーディオ機器としては質感も重要。
ディスプレイは触った感じアクリルではなくガラスっぽいですが、特にゴリラガラスだのドラゴントレイルはうたっていないみたいなので保護フィルム類は貼ったほうがいいかも。
純正PUレザーケースが安く買えたのと、iPhoneに以前ミラーフィルム貼ったら結構いい感じだったので100均で購入してきてカットして貼り付けました。

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純正ケースは内側の色が真っ黄色ですが、装着してしまえばアクセント的に見えるだけで自己主張は程々になります。
AndroidOSやMusicアプリのGUIが黄色基調で統一されているので、いわゆるイメージカラーってヤツですね。

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ケースを付けると特に左右の画面表示部分がギリギリまで隠れます。
保護の面ではいいんですが、ウィジェットを隣のホーム画面に移したい等のエッジ操作が必要なとき、ちょっと邪魔になります。
また、ケースを装着してもボリュームダイヤルや曲操作ボタン類はむき出しのままです。
キズ防止の観点から持ち運ぶならポーチ的なモノに入れたほうが無難かもしれません。


さて、肝心の音質について。
比較対象はSony Walkman ZX1、使用イヤフォンはUE900s。

まずはアンバランス接続で聴き比べてみました。
まぁオーディオの表現がよくわからないというか、あまり違いもわからん糞耳なのであしからず。

まず全体的な傾向として、低音が厚いウォームな感じがするZX1に対し、DP-X1は全体的にあっさりした感じがします。
ウォーム感でボーカルが埋もれがちなZX1に対し、DP-X1の方が分離良く聞こえます。
無音時のサーノイズも、DP-X1の方が少ないようです。どちらも音楽再生が始まればまったく気にならないですけど。
音質については以上。

...それだけ?って感じですが、正直なトコロ、DAPの違いでそんなに音質差なんて分からん!
どっちもそこそこの価格帯の機材なので、多少の違いはあれど音はどっちも悪くないからね!

そんなことより(そこが一番大事だけどw)、やはり世代が違うのでキビキビした動作にニッコリ。
DP-X1はSnapdragon S800搭載かつ画面解像度はハーフHDと控えめになっているので、引っかかり無く動いてくれて快適です。
ZX1は動作に引っかかりとかカクツキがありましたから...。
今ならスナドラ600シリーズ搭載してくれればバッテリー持ちも良くなりそうですが。

WalkmanはXperiaゆずりのトリルミナスディスプレイを謳っていますが、画面解像度が854x480と低いので活かしきれていないのと、それ以上に色温度が高いのか、アルバムアートが白飛びしてしまっていることが今回比較して気になりました。
後継のZX2も画面解像度は一緒ですし、Androidの動作的には解像度低いほうが負荷軽いんですけど、アルバムアートを綺麗に表示する意味でDP-X1の方が断然良い!
その分でかいバッテリーも積んで本体重くなってるけれど...!

そしてアンプの駆動力が高いのも魅力です。
ヘッドホン直差しでHD650, T1, TH-x00を試してみましたが、ゲインがMiddleでも十分な音量を取ることが出来ます。(流石にボリュームがMAX近くなりますが)
ZX1はヘッドホン直差しだと最大音量にしても物足りない音量しか取れなかったので、運用の幅が広がります。
ゲインを更に高いHighに設定することもできるし、アンバランスでコレなのでBTL接続すればさらに倍の駆動力が得られる...と。

標準のミュージックアプリについては、DP-X1側の曲送りレスポンスが遅いのが気になります。
当然サードパーティー製アプリならZX1もDP-X1も動作は変わりませんが、やはり本体の機能を活かすために標準アプリをメインに使いたいので改善してくれるといいんですが。
あとはスリープタイマー機能がついていればいいんですが、これはTaskerで対応しました。

イコライザ設定については数バンドしかないZX1に対し、DP-X1は編集点を自由に設定できて柔軟です。
クリップすると画面が赤くなって警告されるのも親切設計です。


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さて、アンバランスで視聴した後はいよいよバランス接続をチェック。
今回のために、240MHzに対応した、ちょうすごいハイレゾなケーブルを用意しました!
(※ただのUSB2.0ケーブルである)

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中華イヤフォンについてきたMMCXケーブルにAmazonで適当に購入した2.5mm4極プラグをはんだ付け。
MMCXケーブルが4芯かと思い切断してみたら実は3芯で、急遽USBケーブルで代用。
芯線に強度確保のためのガラス繊維?が入っていたりで苦労しながらはんだ付け。
一応音は出るんですが、見た目も使い勝手もよろしくないので...

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Amazonでレビューを確認し、確実にプラグ部分まで4芯になっている(ココ重要)安いケーブルを購入して...

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こうじゃ!
USBケーブルの扱いにくい芯線と違い、素直にサクッと4極プラグへの付け替え完了。

さてその実力をACG接続で試してみる...
おお!なんか解像度高くなったような!そしてサ行がめっちゃ刺さる...
UE900sとの組み合わせだと、解像度が高くなりすぎてしまうのかもしれません。
ケーブル自体も純正ケーブルから銀メッキ線(らしい)に変わっているので、単純にバランス接続だけの変化とは言えないかもしれませんが、イヤホンの実力を良い意味でも悪い意味でもより引き出してくれているようです。

ジャックの強度が弱く壊れやすいというクチコミがちょっと気になりますが、質感、使い勝手、そしてバランス接続可能でわりと安価ということで、現時点では満足しています。
正月の初売りで、Sandiskの64GB MicroSDを2千円で2枚買ってきたので、ようやくZX1から本格的に乗り換えができる...。
しばらくはDAPを買い換えることもないでしょう。たぶん。

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このページは、kitcatが2017年1月 2日 05:07に書いたブログ記事です。

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