中華イヤホン Senfer UE レビュー

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11/11のセールで注文した中華イヤホン2種類が11/30にようやく到着。
Aliexpress の Easy Earphones & Headphones Co'ltdにて、
  • SENFER UE
  • AuGlamour AG-R8
の2種類を購入しました。

まずはSENFER UEから、聴きこんでみての感想です。

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こちらのイヤホンは某掲示板で話が出ていて調べてみたところ、2層ベリリウム振動膜を使用しているということで、Xiaomi Pistonにも使われていたベリリウム素材が気になり購入してみました。
まぁ本当にベリリウムなのかは真偽不明ですが...。
本機はMMCXコネクタ採用機種であり、通常は本体だけでケーブルはバラ売りですが、ケーブルセットで$24.60のものを購入しました。

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届いたパッケージは非常に簡素で、セラーの箱に小袋で入っていただけ。
収納ケースの類はナシです。

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本体カラーは赤、青、黒の3色。
とりあえず本家UE900っぽく、青色を選択しました。
ただし、どれもラメ入りになっているのが気になります...。

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付属品は3サイズのシリコンイヤーチップとMMCXケーブルのみ。
ハウジング本体は非常に軽く高級感はありませんが、バリ等はなくわりと丁寧な仕上げでした。
(片方だけMMCX端子の隙間からボンドがはみ出てましたけど。カッターで除去...)

MMCXケーブルは全体が透明チューブに包まれているもので、取り回しし易いものでした。
しかしMMCX端子の片方が挿し心地が硬く、また挿した後も片方は回りやすくもう一方はあまり回らない...。
コネクタの品質にはバラつきがあるようです。

また、ハウジングには空気穴が3つほど空いています。
そのため音漏れが少し気になります。

DSC02788.JPG

本家Ultimate Ears UE900と比較。
色は青を選びましたが、色の使い方は逆ですネ。
また、形状も結構違っているのと、何よりSenfer UEはハウジングがかなり大きい。
重量は4ドライバぎっちり詰まっているUE900のほうが明らかに重く、大きく軽いSenfer UEは比べると安っぽさが目立ちます。
まぁ実際比較にならないくらい安いんですけども。

名前は似た名前になっていますが、見た目は余り...というか全然似てないですね。

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さて、肝心の音質について。
開封した直後に聞いたトコロ、音のバランスが悪く感じたので、15時間ほど適当な曲でバーンインしてからの感想です。

幾つか曲を聞いてみた中で、海色 (アニメ艦隊これくしょんOP AKINO from bless4)との相性が非常に悪く、ボーカルは何だか乾いて聞こえるし、曲はザクザク刺さってくる勢い...。
あまりに酷くて聞いていられないレベルでした。
元々ソースの録音があまり良くない曲なので、ソースの粗をよく表現するイヤホンなのかな...と思いましたが、空気穴を塞いだりイヤーピース変えてみたりといろいろ調整してみた結果、どうやら音が暴れる原因は標準イヤーピースにあったようでした。

標準で3サイズついてくるイヤーピースですが、どれも結構硬いシリコン素材の砲弾型で、大きめのハウジングと相まってあまり耳の奥まで届かず、どうしてもうまく耳道に密着しないのが原因のようです。
試しにUE900付属の柔らかいシリコンイヤピースに変えてみたところ、音がだいぶ落ち着いて、聞いていられる音質になりました。

その状態で聞いてみると、「中音~高音が強く出てくる、ハイ上がりなイヤホン」という印象を受けました。
かなり高音側が強く出ており、時には歯擦音が刺さりかける勢い。
しかし中音~高音はキリッとした解像度に感じる反面、低音~中音側はくぐもった印象があり、バランスはあまり良くないように感じました。

低音側が弱いので、イコライザで持ち上げてあげればドンシャリ好きには結構向いているかもしれません。
ただ、あまりに強く出てくる高音で聞き疲れしてしまい、私にはあまり合わないイヤホンでした。

某掲示板での評判はわりとよい印象でしたので、品質にバラつきのある中華イヤフォンゆえハズレ品だったという可能性もあります。
ですので参考程度に見ていただければ...。
国内でMMCXケーブルを買うより安い値段で購入したので、ケーブル買ったらイヤホンがおまけでついてきたくらいに考えておけばいいかな...。

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このページは、kitcatが2015年12月 2日 21:37に書いたブログ記事です。

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