グラボをGeForce GTX 980に交換しました。

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自室のPCディスプレイ代わりの液晶TVを4K対応に買い替えましたが、グラフィックボードがGeForceGTX480のSLI構成だったため、4K60p接続が出来ない状態でした。
フルHD解像度でのゲームプレイではまだまだ十分使えてはいましたが、HDMI2.0接続に対応して4KTVの実力を引き出せる、GeForce900シリーズ(Maxwellコア)のグラボへ交換を行いました。

DSC02266.jpg

グラボを決めるに辺り、当初はコストパフォーマンスに優れているGeForce970を検討していました。
3.5GBメモリ問題なんかもありますが、下位の960ではミドルクラスとなってしまい性能面で物足りず、かと言って980TiやTitanはウルトラハイエンドで手が出ない、980は970との差額を考えると性能差が微妙...

ということで4万円弱でGTX970搭載の新品グラフィックボードを購入するつもりでしたが、悩んだ結果、結局56,000円程でGTX980搭載の中古品を購入しました。
自己満足ですが、やっぱり80番代の型番のもの使いたいですし。
もう少ししてGTX980Tiが出回れば、手放す人が増えてもっと安く入手できたかもしれませんけどネ。

6万円程出せば、オリジナルファンモデルの新品GTX980搭載カードも入手可能でしたが、現在使っているPCケースの都合上、確実に取り付けるためにリファレンスクーラーモデルを入手する必要があったため中古での購入となりました。

DSC02263.jpg

GTX980のリファレンスモデルはGTX480のリファレンスモデルとほぼ同じ形状であり、GTX480がギリギリで収まっている状況のため、変に飛び出している部分があるとか、リファレンスモデルより長いとか、コネクタ位置によってはオリファンモデルは搭載不可なのです...。
GTX980のオリファンモデルは変に背が高いモノが多かったため、安全策として致し方なし...。

DSC02268.jpg

GTX980から、カード背面にバックプレートが付くようになったようです。
おかげでカードの剛性がかなりいい感じ。見た目通りカッチリしてます。

性能自体はあちこちで散々既出ですので、3DMarkとPSO2ベンチで簡単に比較。
左側がGTX480 2WaySLI、右側がGTX980 Singleです。


FireStrike_480.png FireStrike_980.png
3DMark FireStrike ... forGamingPC

ゲーミングPC向けのFireStrikeベンチでの結果は、
 GTX480 2WaySLI ... 4708
 GTX980 Single ... 11492
という結果で、ついに3DMarkのスコア10000超えできました。
グラフィックボード以外はまったく同じPC構成で、スコアが2.5倍ほどになりました。


FireStrike4K_480.png FireStrike4K_980.png
3DMark FireStrike Ultra ... for 4KGaming

せっかくなので新たに追加された4K向けのプリセット、Ultraも試してみました。
そのスコア...
 GTX480 2WaySLI ... 304
 GTX980 Single ... 3130
スコア差は、10倍もありました。
グラフィックボードの性能差が実際に10倍もあるわけではないので、GTX480環境ではメモリ帯域等が足を引っ張って性能を出しきれないんでしょう。

pso20150613_132819_000.jpg pso20150614_204312_001.jpg
PSO2 ver.2

そしてPhantasy Star Online Benchmark Ver2.0では
 GTX480 2WaySLI ... 53369
 GTX980 Single ... 100389
という結果でした。
こちらも大台の100000超えです。

3DMarkの結果も踏まえて、性能は以前の2倍ほどになった...というところでしょうか。
それだけでも十分満足ですが、GTX480はTDP 250Wで2Way-SLI、GTX980はTDP 165Wということで、消費電力は驚きの7割減。
電力効率...ワットパフォーマンスは6倍弱になりました。
さすがのMaxwellというか、Fermiが大食らいだっただけなのか...。

この驚異的な電力効率のお陰で、ベンチマーク中も全然ファンの回転が上がりませんでした。
GTX480の方はアイドル時は静かなもののヒートパイプはかなりアッチッチな状態になっていて、ひとたびベンチを走らせればドライヤーのような爆音を響かせてくれました。
また、前面排気の変態PCケースで使っていますが、ファンヒーターかよ!っというレベルでホットな排気をしていたものが、GTX980環境ではうるさくないし排気もほんのりあったかい程度。

実はHDMI2.0で接続したところ、さすがに隣の部屋から延長した15mのHDMI1.4準拠のケーブルでは4K60pが通らず、仕方なくテレビの近くまでPCを移動したため、発熱が減ってくれて助かりました。
発熱が減った分、ファンコンでケースファンの回転を絞ることができ、だいぶ静かにすることができなんとか我慢できる範囲内。
(でも、簡易水冷のポンプ音とラジエータファン音が気になる...)

1mと1.5mのHDMIケーブルをメス-メスコネクタで連結したケーブルで4K60pの接続はできているので、18Gbps対応を謳っている高品質なHDMIケーブルなら15mでもちゃんと表示できるかもしれません。
やっぱりPCは隣の部屋において静かに使いたいので、またケーブルを買い替えて試してみるつもりです。

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GTX480でとりあえず使っていた時、カスタム解像度設定で4K30p出力を指定して使っていました。
Kepler(GTX6xxシリーズ)以降であれば、人間の目ではわかりにくい色情報を削って(4:4:4→4:2:0)、HDMI1.4規格のデータレート内に収めた4K60pを出力することができるのですが、Fermiだったため出力できませんでした。
この接続時、テレビの入力情報表示画面ではなぜか1920x1080@4:2:0と表示されていて、
  • デスクトップのアイコンや文字サイズは4K相当の大きさで表示される
  • 画像を等倍(ドットバイドット)表示すると4K相当の大きさで表示される
  • FireFoxはDPIスケーリングに対応しているはずなのに、フォントが単純な拡大表示となる(文字がジャギジャギ)
  • ドットバイドット表示のはずのファイル名等が滲んで見辛い
といった、よくわからない状態になっていました。

これが、GTX980に変えてHDMI2.0接続に変えたところ全て解決。
文字はすべてハッキリくっきりドットバイドットで読めますし、FireFoxもフォントがTrueTypeの拡大表示で綺麗に表示されるようになりました。
カスタム解像度で無理やり4K出力を設定していたため、4K描画内容が1920x1080に縮小されてテレビに送信され、テレビ側のアプコンで4Kに引き伸ばした状態だったのかもしれません。
4KTVに4K出力してるはずなのに妙に表示が汚い人は、同じ現象化もしれませんネ。

Steamサマーセールも始まったのでWolfenstein The New Orderなどなどを購入し少しプレイしてみましたが、4Kでも結構さくさく動いてくれますし、TV側が対応しているので一回り小さい2560x1440あたりでプレイすればヌルヌル動作+TV側アプコンで満足な画質でプレイ出来ました。
Wolfensteinのチュートリアルで輸送機が急降下するシーンや壁をよじ登るシーンなど、綿密な表示と眼前の大画面が相まってものすごい没入感です。
これに3D表示が加わったら一体どうなってしまうのか...。
あまりに臨場感溢れていて3D環境が整うまで先に進めるのが勿体無く、冒頭を齧っただけでプレイを止めてしまいました。w

早く3Dグラス届かないかなぁ...。(エミッタは届きました...)

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このページは、kitcatが2015年6月17日 01:17に書いたブログ記事です。

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