2014年メインPC更新のパーツ紹介:ストレージ編

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先週くらいからメインPCの調子が芳しくなく、OSを再インストールしたいと前々から思っていたところだったため重い腰を上げようと思いました。
しかし現在の環境が2010年12月、もうすぐ組んでから満4年たつことから、特に性能に不満はないものの、またPC組み替えたりすると2度手間になってしまうのでこの機会に構成を一新することにしました。
パーツを近所の店で購入したり、ネットで通販したりでまだ手元に一式揃っていませんが、集まったところから使用するパーツを紹介します。

今回はストレージ編です。
HDD:TOSHIBA MG03ACA300 (3.0TB 7200rpm)
SSD:CFD CSSD-S6T128NHG6Q (128GB 2個)

DSC01373.JPG

まずはHDDから。
現在のメインPCではHDDを3台搭載し、その内訳は
 Dドライブ:3.0TB ... メインのデータ用
 Eドライブ:3.0TB ... 主にゲームインストール用
 Fドライブ:1.0TB ... 主に作業用
となっています。

DとEは1年半ほど前にTOSHIBA DT01ACA300に換装(→過去エントリ)しましたが、玉突きで交換したFドライブが手狭になってきたので今回交換することにしました。
ですが新品HDDを作業用としておごるのはモッタイナイので、Dドライブを交換し、旧Dドライブを作業用にします。
前回と同じDT01ACA300をドスパラで10,100円で買うつもりだったのですが、エンタープライズ向けモデルであるMG03ACA300がAmazonで11,480円だったため、メインのデータ保管用HDDには信頼性のあるものを!ということでこちらを購入しました。
まぁ、先日データドライブがSATAドライバのせいでロールバックしたんですけどネ...(→過去エントリ
思い出したくない(*ノェノ)

そんなこんなで届いたのがこちら。
てっきりエアクッションだけの梱包かとおもいきや、茶箱入りでした。
なので3年保証付き。ちょっとラッキーです。

DSC01375.JPG

生産国はフィリピン、そして生産が2013年3月です。
あまりたくさん売れるようなものじゃないから、かな。

DSC01377.JPG

速度をさくっと測定。
最初はメインPCのPCIe x1スロットに増設したNEC Renesasチップ搭載のUSB3.0ポートで試したところ、ネット上の情報に対して思うほど速度が出ていなかったため鯖機のリムーバブルトレイで測定しました。

TOSHIBA_MG_DISKMARK.png

DT01ACA300は200MB/sを超えるのに対し、そこまで速度がでないようです。
買ってから調べましたが、MG03ACA300は750GBプラッタ4枚構成とのこと。
それならこの速度にも納得です。
まぁニアライン向けですし、速度より信頼性ってところでしょうか。
でも512K以下のランダムライト性能はこっちの方が高いです。プラッタ多いから?
とりあえず用途としてはマイドキュメントや動画や音楽を置いて使うので、特に問題はないでしょう。
ゲームインストール用(Eドライブ)であれば、速度も重視したいですけどネ。

さてお次はSSDです。
CFD CSSD-S6T128NHG6Qを近所のパーツショップで1台あたり8618円で購入してきました。
(その後に足を運んだショップでは、1台あたり8532円で売っていましたが...)
今のメインPCを組んだ時、X58チップセットを選んでしまったがためにSATA3.0に対応しておらず、当時のコスパ最強SSDだったCrucial C300が使えずにIntel X25-Mを買った悲しい思い出...。
ようやくSATA3.0でRAIDを組めます。

SSD選定にあたり、最初はPLEXTOR M6SかM6Pro、もしくは定番のSamsung 840Proを考えていました。
Samsung製はメーカーが好みではないのはおいておいて、既に2年前のモデルであり、近く850シリーズが登場することが分かっているので候補外。
850シリーズも予想価格がちょっと高めなので予算的にもアウトな感じでした。
PLEXTORは前モデルのM5シリーズであまりいい噂がなかった?ようで、シーケンシャルライト速度も公称300MB/s弱のため候補外としました。
120GB前後のモデルで300MB/sの速度は決して遅くはなく、普通の速度なわけですが、今回購入したCFDのCSSD-S6T128NHG6Qは、東芝HG6のOEMであるというところがまず好感触で、そのシーケンシャルライト速度も128GBモデルが公称で490MB/sと、上位の容量のモデルと遜色ない速度を謳っており、Web上の評判を見る限り実際その速度が出るようなのでこれに決めました。

基本的にSSDは搭載するメモリチップの枚数が増える(≒上位モデルで容量が増える)ほど、分散書き込みによりライト速度が上がり、リードは書き込みにくらべて元々速いので容量にかかわらずインターフェースの上限速度で頭打ちしている、というのが最近のSSD事情のようです。
なので小さめの容量のSSDを複数用意してRAID 0を組むことで、SSD1台では超えられないSATA3.0インターフェース上限(6Gbps)を超えるつもりでいます。
分解写真では128GBモデルは基板上に空きメモリパターンがあるにもかかわらず、ライトで500MB/s近い速度が出るのは素晴らしいですネ。
ただ1点心配なのは、Dos/VパワレポのSSD比較特集で本機は使い込んでいくと速度低下が結構激しいという結果になっていた点...。
まぁ、ほとんど速度低下しない結果となっていたIntel 7xxシリーズは値段が高いのでそもそも買わないんですけど。

9/26にSandiskの安価でRead・Write共に公称500MB/s以上のSSD、Ultra IIシリーズが発売されたので、スペックや予算的にもぴったり一致した製品であり、ちょっと購入タイミングが悪かったかもしれません。
隣の芝はなんとやら...。

以下フォトレビュー。
本機は箱の裏面に生産国のチェック欄があります。
Made in Japanモデルも流通しているんでしょうか?
今回はフィリピン製になります。

DSC01379.JPG

中身はシンプルに本体とマウンタ、取り付けネジのみです。
ぶっちゃけマウンタも要らないかな...。
最近のケースは2.5インチを直接マウントできるものも多いですし、個人的には2台でRAIDを組むなら3.5インチ1台分のスペースに2台取り付けたいです。

DSC01380.JPG

取り出してみたのがこちら。
SSDにシールが張ってありますが、実はこちら側は裏面になります。

DSC01384.JPG

こちらが表面。
何も貼っていないただの箱状態です。
Intelの削りっぱなしダイキャスト筐体よりはこっちの方が断然いいんですけどね。
お好きなラベルを真ん中に貼ってもいい感じかも。

DSC01390.JPG

単体の速度を計測しようと思いましたが、
・USB3.0接続だと速度が出なかった
・鯖機のリムーバブルトレイには2.5インチなので入らない
ということで、鯖機を開腹して直結するくらいしか試験方法がないため割愛。
新PCでRAID 0を組んだらそれは測定します。

代わりに現在のメインPCのRAID 0(Intel X25-M 80GB 2台)の測定結果を。

IntelX25M_RAID_FINAL.png

ということで、前回測定の結果はこちら(→過去エントリ)になりますが、Readは変化なしですが、Writeが結構、特にランダムライトが低下してます。
Trimも効かない環境なのでしかたがないトコロです。

今回、RAID 0を組むために2台購入しましたが、128GBモデルは安いのでもう1台くらい追加して3台RAID 0を組んでみるのもいいかもしれません。
Z87チップセットで6台RAID 0を組むと4台 1500MB/sくらいで頭打ちするという記事(→AKIBAPC Hotline)もあったりするので、X99チップセットだとどうなるか分かりませんが、3台ならざっと500MB/s×3で1500MB/sとなるので、費用対効果が見込めそうですネ。

2014/9/29 追記 --------------------
結局、せっかくやるならとことんやりたいということでSSDを追加でもう1台買ってきちゃいました。

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このページは、kitcatが2014年9月28日 23:06に書いたブログ記事です。

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