iPhone用にSony PHA-1を購入しました

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iPod代わりに使っているiPhone4Sで、アナログ接続のポタアンを改造しつつDock-ラインアウトケーブルの自作などをして使っていました。
ポータブル環境にお金掛けるならまずイヤフォンでしょ!っというのは分かっているのですが、今のとりあえず感が漂うポタアンが気に入らなくて、Sonyのデジタル接続のポータブルアンプ、PHA-1を購入しました。

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今、PHA-2が発売された段階でのPHA-1の入手ですが、
  • PHA-2発売により価格が落ち気味なこと
  • ポタ環境でDSDやらハイレゾ再生は考えていない。主にmp3、よくてもflac。ソースがCDですし。
  • PHA-2のDACはPCM1795採用でPHA-1はWM8740を採用。前者は据え置き環境で使っているので、使い分けもできるよう別系統のDACにしたかった。
  • PHA-2のiPhone5に合わせたサイズの筐体がイヤ
といったことから、PHA-1を買った次第。
オークションにて送料込み19,500円くらいで購入しました。
買ったのはもう1,2週間前で、それなりに使ってみてのレビューです。

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今まで使っていたFiio E11(DAC交換仕様)のペコペコ鉄板の筐体に対し、流石にそこそこのお値段がするだけあってずっしりかっちりした筐体でかっこいいですネ。

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独特の外観を演出する、亜鉛ダイキャストのバンパーが目立ちます。
実用的にはボリュームの誤動作や、イヤフォンのプラグ部に負荷がかかることを防止するものです。
単体ならいいのですが、DAPと重ねると手探りでのボリュームノブを探すのに少々迷います。
また、反対側のフルサイズUSBやマイクロUSBなどが刺さる側にはバンパーが無いのですが、そちらもケーブルに負荷がかかりやすいのでバンパーがあるといいですね。
バンパーを背面に移設したり、保守部品で発注して両側に取り付けたりする方もいるようです。

ボリュームの回し心地は、パチリといった手応えでONになったあと、適度なトルク感でぐぐぅ~っと回って気持ちがいいです。
安っぽくカクカク回っていたFiio E11に対し、とてもオーディオ機器的です。
このフィーリングは所有欲を満たすのに大事です。

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付属品はDock-USBケーブル、アナログ接続用ケーブル、シリコンバンド、滑り止め防止シートなどです。
滑り止め防止シートは本体に最初から取り付けられているゴムの傷防止パッドに届かない、小型のDAPを使う時にだけ使う、ポタピタシートっぽいものです。
また、特徴的な棒状のシリコンバンドは、本体側面に引っ掛けて使います。その形状ゆえ、SONYロゴがある側にしか取り付けられません。
本体裏にも床置き時の傷防止のためか、表と同じゴムの保護パッドが付いているので、反対側にも取り付けられれば3段重ねも簡単にできるんですけどネ。

USBケーブルについては通常のデータ結線で良いようで、100均のケーブルでも問題なく動作しました。
アナログケーブルなら自作も考えますが、USB接続だとシールドやData線ツイスト等を考えないといけないですし、既成品を使うに留めておいたほうが無難そうです。

PHA-1にiPhone4を取り付けると、冒頭の写真のようになります。

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iPhoneケースが3mm厚のごっついアルミケースを使っているため、非常にゴツゴツでずっしりした塊になってしまいました...。
現状はポータブルといっても、ベッドサイドで使うのが主なので重量やサイズは気にしませんが、これを外に持ち出すのは抵抗があるレベルかも。
バッグがあればともかく、ポケットには絶対入らないし、入ってもパンパンで怪しいです。

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音質については、普段ベッドサイドで使うHD650接続を使ってFiio E11と聴き比べてみたところ、どうもベースなどの低音が太って聞こえるようです。
これがDACの違いによるものか、はたまたアンプの差なのかは分かりかねますが...。
ただ低音ブーストしているような感じではなくて、全音域をスッキリさせてみた結果、相対的に低音が目立っているような感じです。

また、音の分離が良くなるようで、据え置きの環境でT1でじっくり音楽を聞いていると、曲によっては情報量が多すぎて音の海に溺れるような感覚に陥り気持ちがいいものがあるのですが、T1を使ってPHA-1とE11で聴き比べてみたところ、PHA-1では似たような感覚を受けました。
茅原実里 - この世界は僕らを待っていた のサビとか、心地よいですネ。

一応、iPhone直差しとデジタルアンプ経由も聴き比べをしてみました。
手持ちのケーブル類ではアルミケースと干渉して物理的に直差しが出来ないので、KOSS PortaProだとかCreative Auruvana Airだとかで聴き比べてみたのですが、アンプ経由の方が音にキレがあります。
しかしながらちゃんとしたイヤフォンが手元に無く、直差しもアンプ経由も女性ボーカルが鼻声っぽく聞こえてしまい、しっかり聴き比べられなかったのが残念。
以前はAurvanaAirは結構よかった印象があったのですが、耳が肥えたのか、はたまた粗雑に扱ってるうちになんか悪くなってしまったのか...。
そのうち女性ボーカルが気持ちよく聴けるようなイヤフォンを購入したいところ。最近出たSonyのハイブリッド型とかいいかも。

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バッテリー持続時間については、公称デジタル接続時5時間ということで、かなり短いです。
iPhone側はそれほど喰わないようですが、音楽再生したまま寝落ちしてしまった日にはアンプ側は確実に干上がってます...。

また、Androidで使えるかどうか試してみましたが、Xperia ZにUSBホストケーブルで接続したところ、何の問題もなく音楽再生できました。
しかしながら、再生中にスマホ側のバッテリーから電力供給されるため、電源を結線していないUSBケーブルみたいなものを使わないと実用的では無さそうです。

充電については本体の電源をOFFにしておかないと内蔵バッテリーには充電されないため、バッテリー管理が結構面倒かもしれません。
内蔵バッテリーがそんなに大きくないことと、据え置き機器用の部品をふんだんに使っているらしいので仕方がないのですが...。
PHA-2からはバッテリーが少し大きくなりつつ、電源がONでも充電できるようになったらしい?です。

ただし、バッテリーの持ちについては一応の回避策はあります。
USB接続時に充電はされないのですが、USBからの電源供給を受けて動作します。
PHA-1にはUSBポートが2種類あって切り替えて使うのですが、iPhoneをフルサイズのUSB端子に接続し、microUSB端子にポータブルバッテリーを接続することでポータブルバッテリーからの給電で動作させることが出来るようです。
(内蔵バッテリーを使い切った上でポータブルバッテリーを接続し、1時間以上の動作を確認しました)
確実にできる保証ははありませんけれど。

また、Android端末等にmicroUSBで接続し、フルサイズのUSB端子側にポータブルバッテリーをつけても出来るかどうかは試していません。ケーブルが無かったので。
とりあえずこれで、内蔵充電池で5時間、外部のバッテリーで+5時間とか10時間とか動作させられますネ。

こんな状態になってしまいますけど。

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DAP+DAC+AMPの3段ではなく、DAP+DAC+BATTの3段です。
ただでさえゴツいのにもっと凄いことに...。
自宅内ならいいですが、こんなの電車で取り出したら変態さんですネ。

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このページは、kitcatが2013年11月 3日 04:07に書いたブログ記事です。

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