Digi Fi No.10(の付録USB DAC付きHPA)を試してみた

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別冊ステレオサウンド デジファイ 10号にUSB DAC付きヘッドフォンアンプが付録につくということで、お値段も3,300円で買ってみました。
このくらいの金額ならオモチャ感覚でお試しできますネ。

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雑誌自体は通常1,300円みたいですので、付録は2,000円相当です。
予約が各所で始まった時に悩んで予約せず、結局やはり気になるーということで、発売2週間前にAmazonで予約しました。

...そしたら見事にkonozamaを喰らいました。w
結局発送されたのは5月31日、受け取ったのは翌6月1日で、見事にビッグウェーブに乗り遅れました。w

そんなわけで遅ばせながら、簡単に(メインの)付録をご紹介。

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心臓部であるDACはBurrBrownのPCM2704が使われています。
まぁメジャーなチップですね。

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増幅の要であるオペアンプには新日本無線の8080の刻印のあるOPAです。
どうやらNJM8080らしいですが。
これがヘッドホンアンプ用とLINEアウト用にそれぞれ1個ずつ、計2個ついてます。

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まぁオーディオの回路のことはよく分からないので、とりあえず通電。
USBケーブルにこだわるつもりはあんまりないので、ダイソーのケーブルでつないじゃいます。
まぁ一応シールドケーブルですし...。そのうち自作でも...。
それはさておき、通電するとアンバー色のLEDが光ります。
青だと野暮ったいし、赤だと安っぽいし、絶妙なセレクト...かも?

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前面はタクトスイッチで、押すとPC側の音量が下がります。

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さて、これを買った理由はUSB DAC機能。
先日、旭化成DACを搭載した機器をメインシステムとして導入しましたが、その際の比較でDACチップが違うとそれなりにサウンドに変化があったので、DACの選択肢を増やせれば楽しそう!という目的。
なのでヘッドホンアンプ機能には用なしです。

ただ、ネット上で「ホワイトノイズがー」と言われているので、少しだけ試してみました。
...うん、ノイズのってるネ。
ボリュームの大小に関係なく、一定のノイズが出てます。
小さなサーノイズなので、曲の無音部だと少し気になるかもしれませんが、通常のリスニング中には音に紛れてわからない程度です。

ノイズ自体、ヘッドホン・イヤホンによって聞こえるものと聞こえないものがあります。
ゼンハイザーHD650(300Ω)では聞こえませんでした。
でも、インピーダンス600Ωだけど能率の高いBeyer T1ではノイズが聞こえました...。
まぁこの価格帯のアンプでT1を常用するような人は居ないでしょうけど...。

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そして本題のRCA接続。
こちらではHPAで聞こえていたホワイトノイズは聞こえませんでした。
そして手持ちの環境と聴き比べてみました。

付録DACのRCA出力をm902のアンバランス入力に入れて、比較対象のAK4393搭載BEHRINGER DEQ2496とをm902のバランス入力にいれて聴き比べ。
確かに差はありました...が、m902内蔵DACと聴き比べたときほど差がなかったです。
打ち込み系の曲では差がそれなりにあって、ボーカル(初音ミク...)が乾いて聞こえる付録DAC、低音がずっしり太く聞こえるDEQ2496といった具合でした。
POPSやJAZZだとあんまり差が判らなかったです。
駄耳すぎる...。w

なお、歯擦音(サ行)の刺さりは、付録DACの方が多少まろやかなようです。Beyer T1で聴いてたのでどっちも大差ないですが。

また、上で少し書きましたが、デジタル接続によるm902内蔵DACとはかなり違う音色となります。
m902が全体的に丸っこい感じのまったり音なので、付録DACの方が数段解像度が高く聞こえます。

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ということで、DACの使い分けによる音の傾向の違いを楽しめればと思ったのですが、DEQ2496とあんまり差がないので、これならイコライザでいろいろと調整したり遊べるDEQ2496の方がいいですネ...。
適当なケースにいれてAndoroid端末やiPadと接続し、ポタアンを組み合わせてコンパクトなリスニング環境を構築するにはちょうどいい感じ。
DAC自体は悪くないので、ノートPC等で使う場合もヘッドホンアンプ部のホワイトノイズ回避のために、Fiio E6あたりの安物でもいいので直差しではなくラインアウトからポタアンをかませてあげるといいんじゃないでしょうか。
オリジナルアクリルカバーを買うくらいならポタアンを付けてあげましょう。

というわけ(どういうわけ?)で、ケースは買わずにあるものでケース作り。
某掲示板であがっていた、付録の外箱を利用したものを作成。

穴開けて...完成。

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フロントのプッシュスイッチ回りは少し大きめに穴を開けないとスイッチが押せない...というより、押しっぱなしになるので注意。
付属の足(というかスペーサー)が自作PCのミリネジと同サイズだったので、底にも穴を開けてネジ止めしようかと思いましたが、フロント部分とか上面のコンデンサ部分がすっぽりはまって中の基盤が微動だにしないので、ネジ止めはしてません。
情けない見た目ですけど、DACとしてTVの裏側にぶら下がっている分にはこんなんでおーけーですネ。
基板の空きパターンからS/PDIFを引き出せるみたいなので、もう少し情報が出てくればDDC(同軸出力)としても使えるのかな?
同軸入力だったらDEQ2496を生かしつつDACチップを切り替えて遊べるんですけどネ。
データシート見てもOutputなので残念。

以上、簡単なれびぅでした。

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このページは、kitcatが2013年6月 1日 17:15に書いたブログ記事です。

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