GeForceGTX480 SLIのベンチマークを取ってみた

| コメント(2) | トラックバック(0)
先日、突然メインPCの電源が壊れたのでCorsairの80+GOLDな850W電源をネットで発注しました。
今までは650Wな電源でGeForceGTX480をシングルで使っていましたが...
GeForceGTX680は5万円でちと手を出しにくい→GTX480の中古ががじゃんぱらやソフマップで12000円弱まで下がってた...
       |
   \  __  /
   _ (m) _ピコーン
      |ミ|
    /  `´  \
     ('A`)   そうだ、SLIしようっ
     ノヽノヽ
       くく
と、今更ですがGTX480でSLIを構築したのでベンチマークをとってみました。
思い立ったら吉日ということで、電源が届く前にヤフオクをチェックし、展示・貸し出し検証用に使われていた板が出品されていたのでさくっとヨコからかっさらい入札。
送料込みで1万円弱で入手し、電源と同日に受け取りました。

IMG_1185.JPG

見た目は使用感がぜんぜんなく、クーラー表面に貼ってある保護フィルムもそのままの美品が届きました。
まぁ、貸し出し検証用に使われていた場合はオーバークロックとか試されてるかもですが...。

IMG_1195.JPG

上が今まで使っていたMSIのもの、下が今回購入したグラフィックボードです。
どちらもリファレンスなのでクーラーの意匠が違うだけでサイズもまったく同じですね。

IMG_1196.JPG

そして組み込み。
一から組んだのではなく後付けなのでケーブルが整理しきれず...組み直すときには裏配線したいところ。
マザーはX58なのでPCIe x16が3本あり、そのため2way SLIケーブルはどのスロットに挿しても使えるようにフレキシブルケーブルタイプ、3way SLIケーブルはプリント基板タイプのケーブル基板となっていました。
取説上、2wayの場合には1番目と2番目のスロットを使うのが最もパフォーマンスが出ると書いてあったのでそこに装着。
でも1番目はx16、2番目と3番目は共にx8のようなので1と3の組み合わせでも変わらないような気がします...。
まぁ3番目のスロットはHDDに当ってそもそも取り付けできませんが...(2番目のスロットもHDDと干渉したのでHDDを1段下にずらしたりしました)

そしてドライバーを最新のものでクリーンインストールして準備完了。
電源ユニットも容量的に問題なく、普段は回らない電源ファンもベンチ中はガンガン回っていました。



そしてお待ちかねのベンチ結果。
今回は
  • 3DMark11 (無償版)
  • ゆめりあベンチfix版(解像度:1024x768 画質オプション:最高)
  • FinalFantasyXIVベンチ(解像度:HIGH 1920x1080 キャラ:ミコッテ)
  • MonsterHunterFrontier 第3弾 大討伐 (解像度:1920x1080)
  • ファンタシースターオンライン2ベンチ(解像度:1920x1080 フルスクリーン 画質設定は全て最大値)
にて比べてみました。
キャプチャにはFlapsを使用。

gf480.png gf480x2.png

まずはド定番の3DMark 11。無償版なのでPerformanceでしか試せなかったですが...
当然SLIがよく効くので、グラフィックスコアがほぼ2倍まで伸びています。
実際、ベンチマーク中のFPSが倍近くになり、シングルだとカクついたシーンもSLIだとなめらかになりました。
しかしながらコンバインのスコアが伸びないのは...グラフィック以外がボトルネックになっているのかも。
あと、本当にフル負荷がかかるのでベンチ中のグラボクーラーの騒音がものすごいことになってました。
まさにドライヤーみたいな音が...しかも2台分だし。廊下を通った家族が心配で聞いてくるくらいに爆音。
PC自体は隣の部屋に設置して15mのHDMIケーブルで接続していますが、それでも音が聞こえてきました...これは酷いw
スコア自体はシングル構成のGeForceGTX680だとグラフィックスコアが9500前後らしいので、ちょっぴり上回っているようです。

YumeBench 2012-08-11 16-03-08-67.jpg YumeBench 2012-08-11 20-12-12-75.jpg

次にゆめりあベンチ。パッチを当ててオプション設定を拡張しています。
一般的な1024x768で画質オプションを最高にしてテスト実施。
グラフィックボードの素性が素直に反映されるベンチマークですが、SLIにしてもスコアが伸びず...というよりも殆ど変わらず。
シングル:137,331弱 → SLI:137,935 なので誤差程度。
FLAPSによるFPS表示はしっかり伸びているのですが、なぜかベンチスコアには反映されませんでした。
nVidiaコントロールパネルでSLI設定を強制設定しても結果は変わらず。
ちょっと腑に落ちない結果に。


FFXivWinBenchmark 2012-08-11 15-56-05-87.jpg FFXivWinBenchmark 2012-08-11 21-21-26-56.jpg

ファイナルファンタジー14のベンチマークです。
スコアはシングル:4,787 → SLI:5416と、微増...です。
CPUベンチ的側面が強いのかもしれません。


Monster Hunter Frontier Benchma 2012-08-11 07-52-49-09.jpg Monster Hunter Frontier Benchma 2012-08-21 03-01-08-40f2.jpg

モンスターハンターフロンティアベンチRev.2、第3弾 大討伐編です。
こちらは、そのまま実行しただけだとSLIにしてもスコアが全く伸びず、nVidiaコントロールパネルでSLIレンダリングモードを"フレームのレンダリングを強制的に交互にする2"にしたところ、スコアが約2倍に伸びました。
"フレームのレンダリングを強制的に交互にする1"の設定だと、FPSが55くらいで頭打ちになり、逆にスコアがガクっと下がります。


pso2 2012-08-11 16-07-09-49.jpg pso2 2012-08-11 21-32-33-25.jpg

最後はファンタシースターオンライン2のキャラクタークリエイト版に付属のベンチマークです。
2倍とまでは行きませんが、シングル:11500 → SLI:18513と、よく伸びています。
このベンチもグラフィックボードの素性が素直にでるベンチマークらしいです。
今後はゆめりあからこっちが主流になるかも?さすがにゆめりあベンチは今となってはちょっと古過ぎますし。
SLI時のスコアは、ほぼシングルGeForceGTX680と同等のスコアとなるようです。



ということで、1万弱の追加投資で5万弱のグラフィックボードとほぼ同等のグラフィック処理能力を手に入れることができました。
GeForce400シリーズから500シリーズに変わった時は、アーキテクチャはFermiのままのマイナーアップデートで、480≒570くらいのスペックアップでしたが、600シリーズはアーキテクチャ一新のKeplerコアになり、性能Upかつ低消費電力化で非常に扱いやすいので、今から買うなら、そしてお金があるならGeForceGTX 680を買ってしまうのがベストではあります...(出たばかりの660Tiも価格性能比的にイイカンジかも)
ですが、今GeForceGTX 480を使っているのなら、少しの投資でほぼ同等までスペックアップできるので、電源容量に余裕があれば延命処置としてはいいかもしれません。
(500シリーズの場合はもう少し値下がりしてからのほうがいいかも?)

ただし、性能がほぼ同等なGeForceGTX 680に対して、ロード時の電力は2倍以上、さらに爆音ファンに耐えられるのであればですが...。
通常使用時はそれほどうるさくなく、重いゲームやってる時くらいしかうるさくはならないですけれどネ。
ちょっと意外だったのが、シングル構成時にPSO2をやっているとファンが結構唸っていたのに対し、SLIにしてからはファンの騒音が減ったように思われます。
フル負荷がかからない場合にはGPU負荷が分散され、結果としてファンがそれほど高回転にならず、逆に静かになるのかも。
ちょっと目からうろこでした。

大体2世代ごとに買い換えているので、GeForceGTX680が2万円台くらいまで落ちてきたらGTX480から買い換えようと思っていましたが、性能的にほぼ同じになってしまったので買い換える理由が無くなってしまいました.../(^o^)\
次買い換えるときは、最初からSLI構成にしないと満足できないかもしれません...
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

Add Social Services

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kitcat.jp/mt/mt-tb.cgi/457

コメント(2)

はじめまして
自分も480を持ってますが同じく680には手が出せない状態です....
ショップで聞いたところSLIはメーカーが違うのは避けたほうがいいっていわれたのですがどうでしたか?

SLIが出たばかりのころは、メーカーだけでなく、グラボも型番を合わせないと、実際うまく動かなかったり、最悪壊れたりしたこともあったようですが、現状はチップさえ同じであれば、仮に片方がOCモデルでも遅い方に併せてSLI構築可能なハズです。ブリッジコネクタ自体も不要な場合すらあるようですが…そこはなんとも言えないです。とりあえずブリッジコネクタは繋いでます。
特に今回は両方共リファレンスモデルなので、メーカーが違っても中身はほぼ同じ板となります。独自設計基板のモデルの場合は同じ基板を揃えたほうが安心ではありますね。

コメントする

このブログ記事について

このページは、kitcatが2012年8月21日 23:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「メインPCの電源が突然死...交換完了。」です。

次のブログ記事は「謎のネットワーク障害とその解決...」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。