Xperia mini ProことSK17a(またはSK17i)に、6/6付け?でICSのアップデートが提供開始されました。
root化やFOMAプラスエリア化の動向が気になっていたので当てていませんでしたが、どうやら問題なく対応できるようなのでIceCreamSandwichアップデートを行いました。
行った作業は以下のとおり。
・ICS(4.0.4)へのアップデート
・root化
・CWM(ClockworkMod)のインストール
・FOMAプラスエリア対応
・日本語フォント入れ替え
・FMラジオの日本バンド対応
・魔法の5行 の追記
ただし、作業は自己責任で。文鎮化しても泣かない!
一応RayとかarcとかWalkmanのICS化にも対応できる内容...だと思います。
root化やFOMAプラスエリア化の動向が気になっていたので当てていませんでしたが、どうやら問題なく対応できるようなのでIceCreamSandwichアップデートを行いました。
行った作業は以下のとおり。
・ICS(4.0.4)へのアップデート
・root化
・CWM(ClockworkMod)のインストール
・FOMAプラスエリア対応
・日本語フォント入れ替え
・FMラジオの日本バンド対応
・魔法の5行 の追記
ただし、作業は自己責任で。文鎮化しても泣かない!
一応RayとかarcとかWalkmanのICS化にも対応できる内容...だと思います。
順を追って解説していきます。
○ICSへのアップデート ----------
今までいろいろといぢるためにbootloaderをアンロックしていたので、そのままではSEUSでファームアップできません。
一旦リロックしてからSEUSでアップデートしましょう。
USBで接続しデータを更新したら、電源入れなおすと少し時間がかかった後にICSで起動します。
でも今回はこのあたりは解説しません。なぜなら...
○root化 ----------
現状、ICSにアップデートしたあとにroot化する手段がありません。
XDAのこちらの記事をもとに解説しますが、手順としては
①root化済みのGingerBread(2.3.x)の環境を用意する
②root化済みのICSのftfイメージを焼きこむ
③rooted(゚д゚)ウマー
となっています。
...ですので、ICSにアップデートしてしまった方はGBに戻しましょう。
私もICSに上げてしまってから気がついたので、GBに戻しました...。
---↓↓↓ 以下、GingerBreadに戻す手順です。まだICSにしていないなら読み飛ばしてOK ↓↓↓---
GBに戻す手順としては、先のXDAの記事を開き、
①I.Downgrade: にあるftfファイルから自分の端末用のものをダウンロードする。
②flashtoolをPCにインストールする。(ツールはこことか)
さて、無事にrootが取れたらいよいよroot化ICSファームのインストールを行います。
XDAのページの
III. Preparations to root 4.0.4 ROM:
そしてUSBデバッグモードをONにしてから端末をUSBケーブルでPCに接続します。
(USBデバッグモードは 設定→アプリケーション→開発 から)
ここまで準備できたら、XPERIA Rootフォルダの中の 01-local-prop.cmd を実行します。
後は画面の指示通りに進めていけばいいのですが、一応解説すると、上記ファイルを実行するとこんな画面が出てくるのでENTERキーで次に進みます。
次に、事前確認画面が表示されるので、書いてある通りに
・USBデバッグモードをONにして端末を接続
・画面を起こす(スリープを解除し画面ONの状態にする)
・ENTERキーを押すと処理が進み、SuperUserの確認画面が出るので許可をする
と、進めていきます。
私の環境ではSuperUserの許可リクエスト画面は出てこなかったのですが、ログを見る限りは正しく適用完了しているようです。
さて、以上で下準備が完了です。
いよいよ、root化済みのICSを焼き込みます。
XDAのページの IV. Flash 4.0.4 ROM: から、自分の端末用のftfファイルをダウンロードします。
OKボタンをクリックし、電源を落としたXperia mini PROのボリュームDownボタンを押しながらUSBを差し込めば焼きこみが始まります。
あとは祈れ!
古いバージョンのflashtool(0.2.9.1)を使っていましたが、書き込みに失敗したので最新版をDLしてきて使用した所、無事成功。
もし焼きこみに失敗する場合はflashtoolのバージョンも疑ってみてください。
また、flashtoolの最新版(現時点で0.6.9.1)のインストーラーがWin7 x64では"アクセス拒否"とかで動かなかったので、インストールはWindowsXPモード上で実施。
インストール後、インストール先フォルダをWin7環境にまるごとコピーして使用しました。
以上でIceCreamSandwichの導入は完了です。
電源を投入すると、一度起動しかけた後一旦落ちます。
再度起動すると今度はOSが立ち上がり、アプリの最適化作業が行われ、アップデートが完了します。
ただし、この時点ではまだrootedになっていないので、最後の作業を行います。
また、この段階では端末の動作が妙に遅いかもしれませんが、後ほど改善するので気にせずに。
先程ICSを導入する直前に使用したXPERIA Rootの02-push-root-files.cmdを実行します。
実行すると下記のような"USBデバッグモードをONにしろ" "USBケーブルで端末をつなげ"という画面が表示されますので、その通りに作業します。
USBデバッグモードについては先程ICSを焼きこむときに"Wipe User Data"のチェックを外してあればONになったままかと思いますが、念のため確認します。
ICSでは 設定→開発者向けオプション のところに設定項目があります。
準備ができたらENTERキーを押すと作業が始まり、自動的に端末が再起動します。
無事再起動が完了すれば、root化作業も完了です!
再起動前は重かった端末の動作も改善していると思います。
試しにroot権限が必要なアプリを実行してみれば、このようにスーパーユーザーリクエストが表示されます。
○CWMインストール ----------
作業としてはGBの時とまったく同じで問題ないようです。
バッチファイルによるインストーラーで導入を行いました。
作業内容はググるか、ここのページなんかを参考にすると良いかと。
ただし、私が使ったバッチファイルは install-cwm2.cmd の方です。
1の方だとうまく起動できないのですが、2を使って導入しSONYロゴが出てる時にHOMEボタンを連打連打すればほぼ確実にCWMを起動できます。
連打しすぎるとそのまま"reboot system now"を選択してしまって再起動しますが...w
○FOMAプラスエリア対応 ----------
これも従来と同じ手順でOK です。
GB用に作ったftfを残してあれば、そのままflashtoolで焼きこむだけ。
もし作っていないのであれば、こちらのブログを参考に頑張ってください。
私もそちらを参考にさせていただいたので、当ブログでは解説しませぬ...。
UMTS_BC6が表示されているのでたぶん適用できているかと。
職場がプラスエリアがないとアンテナピクトが2本しか立たないので、明日チェックしてみます。
→ ばっちりピクト4本になってました。
○日本語フォント入れ替え ----------
コレについては、ICSのリファレンス機であるGalaxy Nexusの事例が非常に役に立ちます。
"Nexus フォント"などでググればすぐに情報が見つかるかと。
今回はこちらのページを参考にさせて頂きました。
作業としてはフォントファイルを端末に転送し、フォントを指定するxmlファイルを書き換えて、再起動後から新しいフォントが有効になる、という流れとなります。
シェルで操作しようかと思いましたが、ドライバ入れるのが面倒だったので端末でやってしまいました。
①入れたいフォントファイルを用意する。今回はモトヤフォント MTLmr3m.ttf にしてみました。
②フォントファイルを、USB接続でもメール添付でもNAS経由でもいいので、端末に転送する。
③root権限で操作できるファイルエクスプローラーアプリ(ESファイルエクスプローラー等)を端末に導入。
④上記のエクスプローラーアプリで、転送したフォントファイルを
/system/fonts
に移動する。
⑤転送したフォントファイルの名前を、わかりやすいようにDroidSansJapanese.ttfに変更する。(任意)
⑥転送したフォントファイルのアクセス権を644(下記参照)に設定する。
ちなみに、ESファイルエクスプローラーでは
ファイルを長タップ→プロパティ→変更ボタン
から設定できる。
⑦/system/etc にある fallback_fonts.xml をテキストエディタで開き、下記を追記する。
⑧端末を再起動して(゚д゚)ウマー
こんな妙に崩れたり角張ったりな中華フォントだった表示が...(特に"置"という文字とか...)
→
なんということでしょう!綺麗な日本語フォントに早変わり。
というわけでフォントの入れ替えはこんな感じです。
○FMラジオの日本バンド対応 ----------
これについても、GBの時に行った対応で書き換えができました。
シェルを使っての操作については過去エントリの7.を参照して下さい。
今回は折角なので端末での操作を解説。
①root権限で操作できるファイルエクスプローラーで
/system/etc/customization/settings/com/sonyericsson/
を開き、そこに
fmradio
という名前でディレクトリを新規作成する。
そしてパーミッションは755をセットする。(下記参照)
②fmradioフォルダの中に、custom_settings.xmlをコピーする。
コピーしたら、パーミッションを644にセットする。(下記参照)
③以上で終了。再起動とかしなくても、もうFMラジオアプリに適用されています。
周波数バンドが76.0MHz~90.0MHzの範囲に修正されます。
○魔法の5行の追記 ----------
以前の記事(→過去エントリ)と同じものを記述してみました。
ベンチマークQuadrantのスコアを比較してみましたが、若干速くなったものの誤差レベルですね...
Android4.0では効果が薄いのか、もっと効く何かがあるんでしょうか。
(左から順に Sony純正ファーム・rootedファーム・rooted+魔法の5行)
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
以上がICS導入作業となります。
root化したICSを導入したらすぐにCWMを導入し、その時点のバックアップとFOMAプラスエリアやフォントなどなどのその他を入れ終えた時点でのバックアップをとっておくと良いかと思います。
待ちに待ったICSの自体の感想については...
ユーザー環境を残したままアップデートすると、アップデート後も見栄えが殆ど変わらないのでメジャーアップデートを当てた気がしません...。
アプリやウィジェットも、今のところ自分が使っているものは問題なく動いているようで、通知バーや設定画面が少し変わっただとかくらいしか見た目上の変化を感じるところがなかったです。
画面のポートレート/ランドスケープの切り替えはアニメーションがついて気持ちよくなってるとは思います。
動作面で少し変わったのは、
・設定画面とかのスクロールが以前よりなめらかになった
・Webやその他のスクロール時に、スクロール量が変わった
といったところがありました。
前者はいわずもがなですが、後者については以前のAndroidだと、少し勢いをつけてスクロールすると縦に長いページなどはびゅんびゅんスクロールしてあっという間に画面下部...という動作でしたが、ぶっちゃけちゃえばiOS風のスクロール量になり、素早く動かした時に直後はビュンッと動くものの、すぐに速度が落ちてストンと止まる、という感じになりました。
言葉では伝わりにくいですが、iOS触ったことがあればまさに同じような動作になってます。
賛否両論あると思いますが、私としては2chやまとめblogのような縦に異常に長いページを見るときにiOSだと全然スクロールが進まなくてストレスを感じていたので、ちょっとマイナス評価です。
ページ内検索機能を使えってことなんですかネ。
あと開発者向けオプションのところに、2D描画にGPUを使用するという項目があって、これをONにすれば変わる...のかもしれませんがやっぱり余り変わった気はしませんでした。
バッテリーの持ちなどはまだ未知数ですが、不具合はなかったので良かったです。
○ICSへのアップデート ----------
今までいろいろといぢるためにbootloaderをアンロックしていたので、そのままではSEUSでファームアップできません。
一旦リロックしてからSEUSでアップデートしましょう。
USBで接続しデータを更新したら、電源入れなおすと少し時間がかかった後にICSで起動します。
でも今回はこのあたりは解説しません。なぜなら...
○root化 ----------
現状、ICSにアップデートしたあとにroot化する手段がありません。
XDAのこちらの記事をもとに解説しますが、手順としては
①root化済みのGingerBread(2.3.x)の環境を用意する
②root化済みのICSのftfイメージを焼きこむ
③rooted(゚д゚)ウマー
となっています。
...ですので、ICSにアップデートしてしまった方はGBに戻しましょう。
私もICSに上げてしまってから気がついたので、GBに戻しました...。
---↓↓↓ 以下、GingerBreadに戻す手順です。まだICSにしていないなら読み飛ばしてOK ↓↓↓---
GBに戻す手順としては、先のXDAの記事を開き、
①I.Downgrade: にあるftfファイルから自分の端末用のものをダウンロードする。
②flashtoolをPCにインストールする。(ツールはこことか)
③先ほど①の手順でダウンロードしたftfファイルをFlashToolで焼きこむ。
バージョンによって少し違うかもしれませんが、
Flashボタンをクリック
ftfファイルを保存したフォルダを選択
表示された一覧からGBに戻すためのftfファイルを選択しOKボタンをクリック
スマホの電源を一度落とし、ボリューム↓を押しながらUSBケーブルを接続する
というような流れです。
④ftfファイルの書き込みが終わったら起動して確認。
---↑↑↑ GingerBreadに戻す手順 ここまで↑↑↑---
GingerBreadの環境が用意できたら、一旦root化します。
Xperiaには簡単にroot取得できるツール(zergRushとか)がありますのでそれを適用すればいいですし、私が以前にやったような(→過去エントリ)方法で用意したimgファイルを書き込んでもOKです。
私は以前に作ったimgファイルがあるのでそれを焼きこんでroot化しました。
なお、imgを焼きこんでroot化する場合に注意したいのは
ICSの状態から焼くとSONYロゴ→Sony Ericsson起動アニメ→SONYロゴ...のループで文鎮化する
という点です。
ICS化すると、電源投入直後のロゴがSonyEricsoonからSONYロゴに変わってしまいますが、これによりブートローダーも変わってしまっている?ようで、永久ループで高級文鎮の出来上がりです。
もしそうなってしまった場合には慌てず騒がず、
1.端末をリロックする
2.SEUSで最新ファームをインストールする
3.最新(今だと4.0.4 ICS)になるので、先ほどのftfを焼きこんでGB化
という対応をしましょう。
...しましょうというか、見事にやる羽目になりましたが...w
バージョンによって少し違うかもしれませんが、
Flashボタンをクリック
ftfファイルを保存したフォルダを選択
表示された一覧からGBに戻すためのftfファイルを選択しOKボタンをクリック
スマホの電源を一度落とし、ボリューム↓を押しながらUSBケーブルを接続する
というような流れです。
④ftfファイルの書き込みが終わったら起動して確認。
---↑↑↑ GingerBreadに戻す手順 ここまで↑↑↑---
GingerBreadの環境が用意できたら、一旦root化します。
Xperiaには簡単にroot取得できるツール(zergRushとか)がありますのでそれを適用すればいいですし、私が以前にやったような(→過去エントリ)方法で用意したimgファイルを書き込んでもOKです。
私は以前に作ったimgファイルがあるのでそれを焼きこんでroot化しました。
なお、imgを焼きこんでroot化する場合に注意したいのは
ICSの状態から焼くとSONYロゴ→Sony Ericsson起動アニメ→SONYロゴ...のループで文鎮化する
という点です。
ICS化すると、電源投入直後のロゴがSonyEricsoonからSONYロゴに変わってしまいますが、これによりブートローダーも変わってしまっている?ようで、永久ループで高級文鎮の出来上がりです。
もしそうなってしまった場合には慌てず騒がず、
1.端末をリロックする
2.SEUSで最新ファームをインストールする
3.最新(今だと4.0.4 ICS)になるので、先ほどのftfを焼きこんでGB化
という対応をしましょう。
...しましょうというか、見事にやる羽目になりましたが...w
さて、無事にrootが取れたらいよいよroot化ICSファームのインストールを行います。
XDAのページの
III. Preparations to root 4.0.4 ROM:
Download the XperiaRoot.rev3 from here.の here をクリックして"XPERIA Root"をダウンロードし、適当な場所に展開します。
そしてUSBデバッグモードをONにしてから端末をUSBケーブルでPCに接続します。
(USBデバッグモードは 設定→アプリケーション→開発 から)
ここまで準備できたら、XPERIA Rootフォルダの中の 01-local-prop.cmd を実行します。
後は画面の指示通りに進めていけばいいのですが、一応解説すると、上記ファイルを実行するとこんな画面が出てくるのでENTERキーで次に進みます。
次に、事前確認画面が表示されるので、書いてある通りに
・USBデバッグモードをONにして端末を接続
・画面を起こす(スリープを解除し画面ONの状態にする)
・ENTERキーを押すと処理が進み、SuperUserの確認画面が出るので許可をする
と、進めていきます。
私の環境ではSuperUserの許可リクエスト画面は出てこなかったのですが、ログを見る限りは正しく適用完了しているようです。
さて、以上で下準備が完了です。
いよいよ、root化済みのICSを焼き込みます。
XDAのページの IV. Flash 4.0.4 ROM: から、自分の端末用のftfファイルをダウンロードします。
そのftfファイルをflashtoolにて書き込みます。
その際、"Wipe User Data"のチェックを外しておきます。
別につけたままでも構いませんが、自分の環境(IDや設定値やアプリなどなど)が初期化されますので...。
逆に心機一転、環境を作り直したいのならチェックは残しておきませう。
(もしかするとチェックつけたままだと文鎮化するかもネ...試してないですが)
[2012/6/13 追記]
チェックを消さないと、バッチファイルで下ごしらえしたlocal.propが初期化されICSでrootが取れないようです。
その際、"Wipe User Data"のチェックを外しておきます。
逆に心機一転、環境を作り直したいのならチェックは残しておきませう。
(もしかするとチェックつけたままだと文鎮化するかもネ...試してないですが)
[2012/6/13 追記]
チェックを消さないと、バッチファイルで下ごしらえしたlocal.propが初期化されICSでrootが取れないようです。
OKボタンをクリックし、電源を落としたXperia mini PROのボリュームDownボタンを押しながらUSBを差し込めば焼きこみが始まります。
あとは祈れ!
古いバージョンのflashtool(0.2.9.1)を使っていましたが、書き込みに失敗したので最新版をDLしてきて使用した所、無事成功。
もし焼きこみに失敗する場合はflashtoolのバージョンも疑ってみてください。
また、flashtoolの最新版(現時点で0.6.9.1)のインストーラーがWin7 x64では"アクセス拒否"とかで動かなかったので、インストールはWindowsXPモード上で実施。
インストール後、インストール先フォルダをWin7環境にまるごとコピーして使用しました。
以上でIceCreamSandwichの導入は完了です。
電源を投入すると、一度起動しかけた後一旦落ちます。
再度起動すると今度はOSが立ち上がり、アプリの最適化作業が行われ、アップデートが完了します。
ただし、この時点ではまだrootedになっていないので、最後の作業を行います。
また、この段階では端末の動作が妙に遅いかもしれませんが、後ほど改善するので気にせずに。
先程ICSを導入する直前に使用したXPERIA Rootの02-push-root-files.cmdを実行します。
実行すると下記のような"USBデバッグモードをONにしろ" "USBケーブルで端末をつなげ"という画面が表示されますので、その通りに作業します。
USBデバッグモードについては先程ICSを焼きこむときに"Wipe User Data"のチェックを外してあればONになったままかと思いますが、念のため確認します。
ICSでは 設定→開発者向けオプション のところに設定項目があります。
準備ができたらENTERキーを押すと作業が始まり、自動的に端末が再起動します。
無事再起動が完了すれば、root化作業も完了です!
再起動前は重かった端末の動作も改善していると思います。
試しにroot権限が必要なアプリを実行してみれば、このようにスーパーユーザーリクエストが表示されます。
○CWMインストール ----------
作業としてはGBの時とまったく同じで問題ないようです。
バッチファイルによるインストーラーで導入を行いました。
作業内容はググるか、ここのページなんかを参考にすると良いかと。
ただし、私が使ったバッチファイルは install-cwm2.cmd の方です。
1の方だとうまく起動できないのですが、2を使って導入しSONYロゴが出てる時にHOMEボタンを連打連打すればほぼ確実にCWMを起動できます。
連打しすぎるとそのまま"reboot system now"を選択してしまって再起動しますが...w
○FOMAプラスエリア対応 ----------
これも従来と同じ手順でOK です。
GB用に作ったftfを残してあれば、そのままflashtoolで焼きこむだけ。
もし作っていないのであれば、こちらのブログを参考に頑張ってください。
私もそちらを参考にさせていただいたので、当ブログでは解説しませぬ...。
UMTS_BC6が表示されているのでたぶん適用できているかと。
職場がプラスエリアがないとアンテナピクトが2本しか立たないので、明日チェックしてみます。
→ ばっちりピクト4本になってました。
○日本語フォント入れ替え ----------
コレについては、ICSのリファレンス機であるGalaxy Nexusの事例が非常に役に立ちます。
"Nexus フォント"などでググればすぐに情報が見つかるかと。
今回はこちらのページを参考にさせて頂きました。
作業としてはフォントファイルを端末に転送し、フォントを指定するxmlファイルを書き換えて、再起動後から新しいフォントが有効になる、という流れとなります。
シェルで操作しようかと思いましたが、ドライバ入れるのが面倒だったので端末でやってしまいました。
①入れたいフォントファイルを用意する。今回はモトヤフォント MTLmr3m.ttf にしてみました。
②フォントファイルを、USB接続でもメール添付でもNAS経由でもいいので、端末に転送する。
③root権限で操作できるファイルエクスプローラーアプリ(ESファイルエクスプローラー等)を端末に導入。
④上記のエクスプローラーアプリで、転送したフォントファイルを
/system/fonts
に移動する。
⑤転送したフォントファイルの名前を、わかりやすいようにDroidSansJapanese.ttfに変更する。(任意)
⑥転送したフォントファイルのアクセス権を644(下記参照)に設定する。
ちなみに、ESファイルエクスプローラーでは
ファイルを長タップ→プロパティ→変更ボタン
から設定できる。
⑦/system/etc にある fallback_fonts.xml をテキストエディタで開き、下記を追記する。
<family>追記場所は、下にスクロールしていくと同じような記述が沢山あるので、その辺りに。
<fileset>
<file>DroidSansJapanese.ttf</file>
</fileset>
</family>
⑧端末を再起動して(゚д゚)ウマー
こんな妙に崩れたり角張ったりな中華フォントだった表示が...(特に"置"という文字とか...)
→
なんということでしょう!綺麗な日本語フォントに早変わり。
というわけでフォントの入れ替えはこんな感じです。
○FMラジオの日本バンド対応 ----------
これについても、GBの時に行った対応で書き換えができました。
シェルを使っての操作については過去エントリの7.を参照して下さい。
今回は折角なので端末での操作を解説。
①root権限で操作できるファイルエクスプローラーで
/system/etc/customization/settings/com/sonyericsson/
を開き、そこに
fmradio
という名前でディレクトリを新規作成する。
そしてパーミッションは755をセットする。(下記参照)
②fmradioフォルダの中に、custom_settings.xmlをコピーする。
コピーしたら、パーミッションを644にセットする。(下記参照)
③以上で終了。再起動とかしなくても、もうFMラジオアプリに適用されています。
周波数バンドが76.0MHz~90.0MHzの範囲に修正されます。
○魔法の5行の追記 ----------
以前の記事(→過去エントリ)と同じものを記述してみました。
ベンチマークQuadrantのスコアを比較してみましたが、若干速くなったものの誤差レベルですね...
Android4.0では効果が薄いのか、もっと効く何かがあるんでしょうか。
(左から順に Sony純正ファーム・rootedファーム・rooted+魔法の5行)
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
以上がICS導入作業となります。
root化したICSを導入したらすぐにCWMを導入し、その時点のバックアップとFOMAプラスエリアやフォントなどなどのその他を入れ終えた時点でのバックアップをとっておくと良いかと思います。
待ちに待ったICSの自体の感想については...
ユーザー環境を残したままアップデートすると、アップデート後も見栄えが殆ど変わらないのでメジャーアップデートを当てた気がしません...。
アプリやウィジェットも、今のところ自分が使っているものは問題なく動いているようで、通知バーや設定画面が少し変わっただとかくらいしか見た目上の変化を感じるところがなかったです。
画面のポートレート/ランドスケープの切り替えはアニメーションがついて気持ちよくなってるとは思います。
動作面で少し変わったのは、
・設定画面とかのスクロールが以前よりなめらかになった
・Webやその他のスクロール時に、スクロール量が変わった
といったところがありました。
前者はいわずもがなですが、後者については以前のAndroidだと、少し勢いをつけてスクロールすると縦に長いページなどはびゅんびゅんスクロールしてあっという間に画面下部...という動作でしたが、ぶっちゃけちゃえばiOS風のスクロール量になり、素早く動かした時に直後はビュンッと動くものの、すぐに速度が落ちてストンと止まる、という感じになりました。
言葉では伝わりにくいですが、iOS触ったことがあればまさに同じような動作になってます。
賛否両論あると思いますが、私としては2chやまとめblogのような縦に異常に長いページを見るときにiOSだと全然スクロールが進まなくてストレスを感じていたので、ちょっとマイナス評価です。
ページ内検索機能を使えってことなんですかネ。
あと開発者向けオプションのところに、2D描画にGPUを使用するという項目があって、これをONにすれば変わる...のかもしれませんがやっぱり余り変わった気はしませんでした。
バッテリーの持ちなどはまだ未知数ですが、不具合はなかったので良かったです。
初めまして。
SEUSのアップデートが待ちきれず、こちらの情報でアップデートさせていただきました!
大変参考になり、ありがとうございました。
一点、flash toolで焼くとき、wipe user data のチェックを外さないと、root化失敗するみたいです。
すごく参考になりました。
ICSにした後、
セルスタンバイ対策ってどうすればいいのでしょうか
DroidSansJapanese.ttfの記述についてはfallback_fonts.xmlのfamilysetの先頭に書くのが安全ですね。
最後に追記しても変わらないです。別のファイルが読み込まれるのでしょう。
情報提供ありがとうございます。
XMLだから順番関係ないだろうと適当に先頭側に書いていましたが、実際は注意しないとうまく動かないかも…なんですネ。
魔法って、いいなあ