docomoのサポート割増額(~2012年3月31日)を調べてみた

| コメント(0) | トラックバック(0)
ドコモが2月から行なっているMNPで新規契約した人へのサポート割増額について、増額分が一律2100円と凄まじい金額のため、自分の環境でお得に活用できるのか調査しました。

事前にネットで調べ、量販店の中のドコモ取り扱いショップで疑問点を確認して、その上で最後に残った疑問点をドコモショップに持って行って確認をしてきました。
この週末だけでドコモショップ系に5時間くらいはいたんじゃなかろうか。w

ドコモショップの店員も2時間くらい拘束してしまったし・・・ということで以下まとめです。
 ・メイン端末で使う場合に月額いくらになるのか
 ・メイン回線は別途あり、端末だけほしい(SIMを差し替える、WiFiのみで使用する など)場合
 ・契約時の注意
について紹介します。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
まず、メイン回線として利用しようとしている人は月額が次のとおりとなります。

通話プラン + パケット定額プラン + ISP代 + 端末月賦 - 月々サポート = ???円/月

安く抑える場合には、メイン端末として利用する場合パケットは上限に張り付くはずなので
FOMAの場合 --------------------
  通話プラン:タイプシンプルバリュー (780円 無料通話なし)
  パケット定額:パケ・ホーダイ フラット 5,460円
  ISP代:SPモード(315円) または moperaUスタンダード(525円)
  端末月賦:端末の一括購入代金の24分の1(docomoのページ で確認できます)
  月々サポート:端末ごとに設定(docomoのページで端末を選ぶと確認できます)
  eビリング:毎月の請求書を電子化すると△105円

  例えばXperia NX の場合、
  支払総額が47,880円→月賦は1,995円
  月々サポート 945円 キャンペーン中に付きMNPなら+2,100円で合計△3,045円

  端末を分割で支払う場合、
  780円 + 5,460円 + 315円 + 1,995円 - 3,045円 - 105円 = 5,085円/月
  端末を一括で支払う場合、最初に47,880円発生しますが毎月の支払いは3,090円になります。
  毎月払う分を先に払い切るだけで、総支払い額は一緒ですが...
  
  上記の金額でパケット使い放題です。また、毎月+200円で無料通話が1,050円分利用できます。
  FOMAであれば他の家族の端末と家族割を構成することで家族間通話が無料にもなります。
  その際、支払いをひとまとめにしてしまうと、eビリングによる割引が家族割の主回線にのみに
  かかるので、分けるコトをオススメします。

    支払いを一括にしている場合(例:父・母・子の請求を父の請求にまとめてある場合)には、
    請求書は1通なのでeビリングによる割引は主回線(父)にのみ適用されますが、
    支払いをバラバラにしてある場合には、個別にeビリングの設定が必要=割引も個別 になります。

Xiの場合 --------------------
  通話プラン:タイプXiにねん (780円 無料通話なし)
  パケット定額:Xiパケ・ホーダイ フラット 5,985円
  ISP代:SPモード(315円) または moperaUスタンダード(525円)
  端末月賦:端末の一括購入代金の24分の1(docomoのページ で確認できます)
  月々サポート:端末ごとに設定(docomoのページで端末を選ぶと確認できます)
  eビリング:毎月の請求書を電子化すると△105円

  例えばGalaxy S2 LTEの場合、
  支払総額が57,960円→月賦は2415円
  月々サポート 1,365円 キャンペーン中に付きMNPなら+2,100円で合計△3,465円

  端末を分割で支払う場合、
  780円 + 5,985円 + 315円 + 2,415円 - 3,465円 - 105円 = 5,925円/月
  端末を一括で支払う場合、最初に57,960円発生しますが毎月の支払いは3,510円になります。
  毎月払う分を先に払い切るだけで、総支払い額は一緒ですが...
  
  上記の金額でパケット使い放題です。(ただし7GB超えると従量課金 or 128kbps制限)
  またXiなのでテザリングをしても料金は変わりません。
  (上記のFOMAプランでテザると、当月はパケット上限額が5,460円→8,190円まで上がります)
  また家族間無料通話などが設定できないので、家族(というよりdocomo端末)への通話が
  多い場合には、+700円でXiカケ・ホーダイをつけるとdocomo宛が24時間定額になります。


----------------------------------------------------------------------------------------------------

次にメイン回線は別途あり、副回線として利用したい人について。
当然新規契約ではなく、MNPの元となるau、ソフトバンクの契約がある人が対象です。
IS01が3回線あるので、誰でも割の違約金を払ってMNPしてでもメリットがあるか確認します。
MNPにかかる費用:
 MNP元 転出費:2,100円
 MNP先 事務手数料:3,150円
 au誰でも割 途中解約費:9,975円    計:15,225円

端末は、私が購入を予定しているSony Tablet S(FOMA)とOptimus LTE(Xi)を元に計算。
これらは比較的サポート割の金額が大きい機種で、他よりお買い得。
SonyTablet S:支払総額57,960円 分割で2,415円/月 サポート割は2,205円
Optimus LTE:支払総額40,320円 分割で1,680円/月 サポート割は1,365円

パケット定額プランもいろいろ種類がありますが、サポート割が適用されるもの、されないものが
あるので注意してください。
サポート割が適用されるプランは0円スタートではなく、2,100円や2,500円スタートとなっています。
パケットを上限まで使うのであればお得に、全く使わないのであれば高額になるプランのため、
最低維持をする場合だと通常は選ばないプランです。

しかし期間限定で割引額が2,100円増額されているため、パケットを全く使わない場合でも
パケット代 < サポート割+増額分 となるため、差額を分割支払い額に充当できるため、
普段より安価に端末を購入できます。

FOMA(Sony Tablet S)の場合 --------------------
プラン1:通話プランで最低維持(テザリングすると当月のパケット定額上限が上がります)
  通話プラン:タイプシンプルバリュー 780円 (無料通話なし)
  パケット定額:ダブル定額ライト 2,100円~5,985円
  ISP代:moperaUライト(使った月だけ315円) キャリアメールが必要なら他(315円~)を利用
  端末月賦:2,415円
  月々サポート:△2,205円+△2,100円=△4,305円
  eビリング:毎月の請求書を電子化すると△105円
      合計:885円~5,085円

  SPモードを使うのであれば、一緒にmoperaUライト(315円)も契約すると、ISPセット割で
  それぞれ△157.5円引かれるため、金額が315円で変わらずに使い分けができます。
  (IPがグローバルかローカルか、ポート制限してるかしてないかなどの違いがあります)

  1台目にdocomo音声回線がある場合に2台目にタブレット端末を買うと、サポートセット割が
  適用できてSonyTablet Sの場合はさらに△210円/月になるのですが、MNPの場合は
  適用除外とのことです。
---------------
プラン2:データプランで最低維持(テザリングしても上限変わらず)
  データプラン:定額データプラン スタンダード2 バリュー 2,500円~5,985円
  ISP代:SPモード 315円 (moperaUライトはデータプランでは選択できません)
  端末月賦:2,415円
  月々サポート:△2,205円+△2,100円=△4,305円
  eビリング:毎月の請求書を電子化すると△105円
      合計:820円~4,305円
---------------

プラン1では適当な端末に挿しておけば通話ができるという利点があり、
プラン2では3Gを利用(テザリング含む)をしても+3,485円で済むという利点があります。
私の場合、SonyTablet Sを普段はWiFi運用、長期旅行等で高速回線がほしい月だけテザリング利用を
考えているため、プラン2が合致します。
近所でMNPで購入時、15,000円分還元してくれるお店を発見したため、MNP費用がほぼ相殺されて
実質 820円×24ヶ月+225円=19,905円 で購入できるということになります。
ちゃんとした?MNPの弾があるならもっと安く買えるのでしょうけれども。

Xi(Optimus LTE)の場合 --------------------
プラン1:通話プランで最低維持(テザリングOK)
  通話プラン:タイプXiにねん 780円 (無料通話なし)
  パケット定額:Xiパケ・ホーダイ ダブルト 2,100円~6,510円
  ISP代:SPモード 315円 (moperaUライトはXiプランでは選べません)
  端末月賦:1,680円
  月々サポート:△1,365円+△2,100円=△3,465円
  eビリング:毎月の請求書を電子化すると△105円
      合計:1,305円~5,715円

  moperaUスタンダードを使うのであれば、一緒にSPモード(315円)も契約すると、ISPセット割で
  それぞれ△157.5円引かれるため、金額が525円で変わらずに使い分けができます。
  (IPがグローバルかローカルか、ポート制限してるかしてないかなどの違いがあります)

プラン2:データプランで最低維持(テザリングOK)
  データプラン:Xiデータプラン2 にねん 2,500円~6,510円
  ISP代:SPモード 315円 (moperaUライトはXiプランでは選べません)
  端末月賦:1,680円
  月々サポート:△1,365円+△2,100円=△3,465円
  eビリング:毎月の請求書を電子化すると△105円
      合計:925円~4,935円

---------------

プラン1では適当な端末に挿しておけば通話ができるという利点があり、
プラン2ではテザリングをしても+4,010円で済むという利点があります。
ただし、寝かすにしてはプラン1が少し高い金額となってしまいます。

現在イオンSIMのA+S(定額100kbps+通話 このエントリ参照)を使っていて、1年経った辺りで
今回契約予定の端末のSIMと差し替えを考えているところなので、どちらもデータプランで契約を
しておき、必要になった時点で通話プランに切り替えることとし、最低価格で買おうとすると
MNP費用は先程同様相殺されるので、
実質 925円×24ヶ月+225円=22,425円 で購入できるということになります。

ドコモショップで確認した所、データプランの月々サポート対象プランから、
通話プランの月々サポート対象プランへ契約変更を行う分には手数料はかからず、
サポート割も維持されるとのことです。


----------------------------------------------------------------------------------------------------
最後に契約時の注意点。

実はdocomoでのMNP転入では、通話プランでしか転入できません。(以前はデータプランも出来ました...)
そのため、前述の通りインセンティブじゃぶじゃぶな端末目当てで契約をするためには、
なんとかしてデータプランに変更しなければなりません。
また、通話機能が付いていない端末の場合、そもそも基本はデータプランでの契約となるため、
タブレット端末にはMNPできない...という事になってしまいます。

そこでどうするかというと、
まずMNPで
  最も安い通話プラン(ファミ割MAX50 or ひとりでも割MAX50の2年縛り で)
  2段階制の月々サポート対象のパケット定額サービス(パケ・ホーダイ ダブル 等)
  ISPは適当(SPモードが妥当)
の組み合わせでMNP新規契約を行います。

そして間髪入れずに
  通話プラン→データプラン(フラットか2段階かは用途に合わせて。寝かすなら2段階)
へ、変更を行います。

こうすることで、契約日に通話プランとパケット定額サービスの日割り分(約96円)が掛かりますが、
月々サポートを維持したままデータプランに変更できます。
docomoショップで確認してきたので できる&問題ない ハズです。
というより店員から提示された方法で、こちらのやりたい事が伝わっていれば向こうでやってくれます。

注意点として、最初の音声契約の時にまちがってパケット定額プラン(パケ・ホーダイ フラット等)に
してしまうと、1パケットも通信していなくても、日割りが出来ずに5,500円ほどかかってしまうので
気をつけて下さい。まぁ店員に任せておけばいいでしょうけれども。

docomoショップではなくdocomo取扱店(15000円還元のトコ)でMNPでタブレット契約したい話を
したところ、店員の方からあまりやりたくない...と言ってきたので、まぁ抜け道的な手段みたいです。
できないのならタブレット機の端末価格のところにMNP時の購入費を載せてあるのもおかしな話ですが。

同様に、スマートフォンでも最初からデータ定額プランでの契約ができるはずです。
この点は確証とってないですが...。

---------------

以上がまとめ、です。
3月末までキャンペーンをやっていますので、ほしい端末があればこの機会に入手してみては
どうでしょうか。
docomoならSIM差し替えでそのまま使い分けできますしネ。





以下備忘録。
店員とやり取りして確認してきた内容です。
もしかすると疑問の解決に役立つかもね?

事前に調べて、不安なので店員に聞いたら「NO」と言われ、そんなハズはないと確認してもらったら
「YES」だったりと、店員より客の方が詳しい場面もあったりで・・・なんともかんとも。w
この話を聞いたの、docomo取扱店じゃなくてdocomoショップなんだぜ...(汗
電話で確認とったり、バックヤードに聞きに行ったりと、1時間半くらい拘束してました...。
なかなかスキマをついた質問ばかりで、店員さんも勉強になったかもってことでご容赦ください;

・moperaUライトが使えるプランは?
→FOMA音声通話プランとの組み合わせのみ。

・ISPセット割により、複数ISPを契約すると各ISPから157,5円ずつ引かれる。
 もしmoperaUライト(0円 or 315円)とSPモード(315円)を契約した場合の金額はいくらになるのか。
→moperaUライトについて、使った月は315円-157.5円、使わなかった月は値引きなし。
 (マイナス157.5円にはならない)
 moperaUライト側に値引きがかからないと、SPモードにも値引きはかからない。
 よって、使っても使わなくても合計315円で変わりない。

・テザリングをする場合、利用可能なISPは?
→SPモード、moperaUスタンダード (moperaUライトは不可)

・通話プランとデータプランを、月々サポートによるサポート割を継続したまま切り替えることはできるか。
→切り替え先のプランが月々サポート対象のプランであれば可能。
 (最初はプランが変わるのでサポート割は維持できない、と案内された。店員ェ...)

・主回線に音声契約があり、タブレット端末をMNPで新規契約する場合。
 副回線にタブレットを契約するときに適用される月々サポートセット割は適用されるのか。
 また、3月末までのサポート割増額と重複するのか。
→MNPの場合はサポートセット割は適用されない。
 通常の新規に副回線を開通しタブレット端末を購入する場合には、サポート割とサポートセット割は
 重複して適用される。
 また、サポートセット割適用期間中に主回線が解約された場合には、当月からサポートセット割分は
 消滅する。

・従来の携帯電話(ガラケー、フィーチャーフォン)の契約を、スマートフォンとの差し替え運用を考えて
  通話プラン + パケ・ホーダイ ダブル + iモード
 から、
  通話プラン + パケ・ホーダイ ダブル + iモード + SPモード (ISPセット割で金額そのまま)
 にプランを変更し、ある月はフィーチャーフォンのみでパケット上限額まで使った場合、
 パケ・ホーダイの上限額はiモード用の4,410円になるのか、SPモード用の5,985円になるのか。
→フィーチャーフォンでのみ使用した場合には4,410円が上限となる

Add Social Services

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.kitcat.jp/mt/mt-tb.cgi/434

コメントする

このブログ記事について

このページは、kitcatが2012年3月 4日 17:46に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「HMZ-T1とFreeTrackでヘッドトラッキングしてみる」です。

次のブログ記事は「Softbank X02Tを買ってきて、速攻WindowsPhone化。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。