Power DVD 10のアプコンとか試してみた

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BDドライブにバンドルされているPowerDVD、SDソースをHDへアップコンバートする機能について、前から気になっていたのでどんな具合か比較して見ました。

なお、DVDやBDだけでなく、aviやmp4なども再生できるので、アプコン機能が優秀なら常用メディアプレイヤーアプリに設定する予定。

PDVD.png

初回起動時にTrueTheater HD(アプコン機能)が有効にならずしばし悩みましたが、アプリを再起動したら設定できるようになりました。

自動設定では効果がかかっているかわからないので手動設定でONにし、もちろんCUDAもON。
TrueTheater Lightingは彩度を上げるような処理のようなので、比較時はOFFにしました。
(アニメーション系には向く機能だと思います)

そんな感じで画面をキャプってみたのがコレ。
ソースは一撃殺虫!!ホイホイさんのOVAを適当に採用。

upcon.jpg

左から順に
[PowerDVD 補正無し] [PowerDVD 補正有り] [GomPlayer シャープネスON(比較用)]
となっています。

ソースはSD画質ですが、明らかに補正をかけたほうが主線がはっきりしてますね。
そしてGomPlayerでシャープネス補正をかけた絵とPowerDVDの絵は、パッと見は余り変わりません。

ですが細部をよく見てみると...

hikaku.jpg

赤い丸で囲んだ部分のように、ただのシャープフィルターだと元のソースと同じようにぼやけている部分が、PowerDVDの補正では綺麗な線になっています。

ただし、青い四角で囲んだ部分のように、階調が滑らかに変化する部分においては、よく見ると細かいブロックノイズのようなものが見て取れます。


察するに、PowerDVDによる補正は、アップコンバージョンした絵にシャープネスフィルターをかけて(このフィルターの強度は設定画面で調整可)、絵を数ピクセル四方のブロック単位で解析。
上下左右の解析結果と合わせ、滑らかに階調が変わるようにそのブロックの色を決めている...?

まったく根拠のない憶測ですが。w

そのためにグラデーションのような部分では、補正なしならいい感じにボケるのに対し、数px四方のブロック単位で階調が変化、よってブロックノイズ風に見えるのではないのでしょうか?

またこの処理により、解析単位のピクセルサイズと相性が悪いと、モアレも発生してしまうようです。

moare.jpg

静止画だとわかりにくいですが、右側のフェンス部分でモアレが発生。
カメラが中央の人物に近づいていくシーンですが、フェンスが波打って見えてしまいます。

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もう一つの設定項目である、TrueTheater Motionですが、24/30fpsの動画を60/72fpsにフレーム補間を行う機能です。
TVの倍速機能に近いものだと思われます。

公式サイトの説明だと、フレーム1とフレーム2の間に、フレーム1と2の絵を重ねあわせたようなフレーム1.5を挿入するような説明だったので余り期待はしていませんでしたが、ONにしてみると
背景がスクロールするようなシーンで、引っ掛かりがなくなって明らかに滑らかになっていました。
いわゆるヌルっとした動きになります。

それ以外のシーンではいまいち違いがわかりませんが、SonyBRAVIAのモーションフロー機能に近い感じ。

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結論として、TrueTheater Lightingはお好みで(かけるなら弱めがオススメ)、TrueTheater HDとTrueTheater MotionはぜひON(強め)にしておくと良いかな、と。

当然シーンによっては破綻する可能性がありますが、メリットのほうが魅力的です。
ということでTrueTheaterHDは80%、Lightingは30%、Motionは強にしてしばらく使ってみます...。

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このページは、kitcatが2011年12月 9日 00:59に書いたブログ記事です。

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