Kindle 3 到着。いろいろいぢってみた。

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注文時、入荷待ちだった我がKindle3ですが、25日に注文、27日に発送、1日に無事到着。
初めての個人輸入でしたが、Amazon側の対応がいたせりつくせりで特に問題もなく完了。
3G + WiFiモデルのKindle 3です。

ちなみにUPSのトラッキングはこんな感じでした。

UPS_LOG.png


ちなみに配送はクロネコヤマト。
UPSが直接配送を行っているのは東京23区と大阪だけらしいです...。

それはさておき、さっそく開梱・充電・いろいろといぢってみました。
まず箱はこんな感じ。
Amazonの箱をそのまま商品のパッケージに採用した、といった雰囲気。
必要十分なサイズの小柄なパッケージで好感が持てます。
Amazon.co.jpだと小物だけでこの箱よりも大きな箱で届いたりしますね...。

DSC_1630.JPG



イメージ的には商品の化粧箱にそのまま伝票張り付けてある、そんな感じ。
開封はポッキー的なお菓子の箱を開ける感じで。

DSC_1632.JPG



開けると、紙素材で本体の形に成型された緩衝材に挟まれてKindleさんの登場です。
この時点で本体の表と裏に、本体とぴったりサイズの保護フィルムが貼られてます。
(自己吸着式じゃなく、弱粘着剤付きの簡易的な、ほんとに保護のためだけのモノ)
もしならこれを画面サイズに切ってやれば保護フィルム代わりに使えるかもしれません。w

DSC_1633.JPG



画面には"まずはUSBケーブルをつないで充電していってねっ"と書いてあります。
この表示、E-Inkの特性である画面保持に電力が必要ないという特長を利用して
初めから画面に表示されてます。
表示品位はネットでよく"保護フィルムに印刷されてるのかと思った"と言われています。
拡大してみるとこんな感じ。

DSC_1634.JPG


電子ペーパーの仕組みは、細かい粒がうわぁぁぁぁっ!と詰まっていて、裏から電圧をかけて
黒い粒子を見せたり見せなかったりのチラリズムで動作するらしい。

その特性からか、表示が液晶の様に格子状になっておらず、印刷物に近い雰囲気がでるのかな?
液晶はONとOFFのドットがはっきりと見分けられますが、電子ペーパーの場合はドットの境目で
だんだんと色が薄くなる、天然アンチエイリアシングのように見受けられました。
絵を描く等でなく、見るだけなら電子ペーパーの方が表示品質よさそうです。モノクロですが。

Kindle本体を取り出すと、その下に簡易取扱説明書(もちろん英語)と、USB充電器が。

DSC_1635.JPG
  
DSC_1636.JPG


添付のUSB充電ケーブルは、ACをUSB電源に変換するアダプタと、microUSBケーブルで
構成されています。変換アダプタ部分は出力4.9V / 0.85A。
変換アダプタ部分からUSBコネクタを外してPCに挿せば、充電やデータ転送ができるようです。
ただし、充電においてはIS01やXperiaでも使われているData信号短絡したケーブルを使わないと
充電に時間がかかるという情報を見た気がします...。
とりあえずIS01用のを流用するのでそっと箱に戻し...。

DSC_1637.JPG



ここから写真が少し無いですが、USBで充電を始めると勝手にKindleが起動します。
あとは英文の取り説(詳細)が出るので読むなり終了するなりします。
これで使う準備は完了。

とりあえずスリープしてみた。画面が既定の中から選ばれて描き変わります。変えたい...w

DSC_1638.JPG


画面が変わるのがいやなら、
 1.Home画面で何かキーを押し、出てきた入力画面に ;debugOn を入力して実行
 2.もう一度入力画面を出し、 ~disableScreensaver を入力して実行
すればとりあえずスクリーンセーバーOFFにできます。自動スリープもOFFになりますが...。

ちなみに、充電中は電源スイッチ部にLEDランプが点灯します。
充電中は橙で、充電完了で緑のようです。

DSC_1639.JPG


メニュー等のカーソルの反応速度ですが、購入前のイメージとしては画面全体フラッシュ後に
カーソルが移動するのでとてももっさりしている...というイメージだったのですが、
実際は画面フラッシュはカーソルの前回存在していた位置で行われるだけで、
カーソルの速度としてはWindowsMobile、Willcomのアドエスと似たような反応速度でした。
移動キー押してから0.3秒くらいで移動する感じ?予想以上に速かったです。

カーソルが実用的と分かったところで、さっそく無料で使える3Gも試しました。
日本だとDoCoMoかSoftbankのローミングサービスとなるようです。
 Menu -> Settings の画面で 611と打つと今使ってるキャリアの情報見れたり、
 Menu -> Settings の画面で 311と打つとつなぐキャリアを指定できたりしますが
そのへんはまぁ気になる人は自分で調べてみてください(投げやり

Softb@nkが使えるところでDoCoMoが使えないはずはないですし、中継機乱立したSoftb@nkでは
通信品質悪かったりするし、そもそもSoftb@nk大嫌いなのでDoCoMoオンリーに設定しましたw

そんでもってうちのサイトを表示してみたらこんな感じに。

DSC_1642.JPG


手動ですが画面ローテーション切り換えられるし、画面の横幅に合わせたり、画面の拡大をしたり
できるので、かなり実用的。
元アドエス使いとしては、予想以上に速かったカーソル操作とより高速な回線で使えるので
アドエスより快適かもしれない・・・w 現状日本語入力ができませんが...。


この時点で一応画面保護用に液晶保護シート貼っておきました。
カーナビ用の7インチ"ワイド"。セリアで105円。
以前カーナビ用フィルムを買ったとき6インチ(4:3)だったので7インチという文字だけ見て
買ってきたらワイドだった... 横幅足りなかったorz

悔しいので適当に縦幅だけ合わせて適当に切って適当に貼り付け。
液晶みたいに透過型ディスプレイでなく、反射型なのでほこりとか入っても目立ちません。
空気だけはなるたけ抜いておきましたけど。埃はあまり気にせず。

そもそも保護フィルムを貼ると、電子ペーパーの特長である見やすさを損なってしまうかもなので
微妙だったら窓から投げ捨てます。(フィルムだけだョ)


と、ここまでずっと本来の電子ブックリーダー機能以外について記述してきたので本題へ。
手持ちの薄くて高い本をスキャンして入れてみた。

DSC_1640.JPG


買う前は6インチ版だとコミックは読めないから、コミック用途ならDXにしとけ みたいな記事を
見ましたが、なんだ普通に表示できるネ
(原稿がB5版だから、単行本サイズだと無理かもネ でも情報量も少ないだろうから読めるかもネ)

問題は手持ちのフラットベッドスキャナだと取り込むのに非常に手間がかかること。
ScanSnapみたいなADF付きを買うと、今度は本を裁断しないとならないこと...。
商業誌とか、ブックオフで買ってきた本ならそんなに抵抗はないけれど、
薄くて高い本をバラしてしまうのはとても憚られる...;

日本語の電子書籍コンテンツが普及するまで、しばらくはWebやら青空文庫やらでしのぐしか。
ADFスキャナはまぁ検討事項ということで...。w


今回、画像の変換にはChainLPというフリーソフトのVer38b5を使わせていただきました。
これより前のVerを1つ試したらZip圧縮でエラーが出て、最新バージョンを試したら
そっちも別のエラーが出た... ので安定してる?30番台の最終版を利用。

設定としては
 ・解像度:600px × 733px
  → 600px × 800px だとフルスクリーンにしないと下側が見切れてしまう
    現状、常時フルスクリーンの設定ができない(設定を常時にしても反映されない)
    ので、上部にタイトルバー的なものを出したまま見れる解像度に設定。
    ただし、まだ下方向に余白があるようなのでもうちょっと大きくても大丈夫かも?
 ・自動カラーチェック:ON
  → 見やすくするためコミック本文は濃いめの色で生成するために、同じ設定で表紙を変換
    すると黒つぶれして見づらい感じなので判定して本文・挿絵で設定を分けてみた
 ・本文設定:灰色を128→180へ ガンマ補正を1.6 GIF 4bit 誤差分散法
  → Kindleはコントラストが低めに表示されるらしいので本文を濃いめに作成
    濃すぎるなら灰色160 ガンマ補正1.4 くらいでもいいかも。
    画像形式はGIFの16色グレースケール モアレが出にくい?ように誤差分散を指定
 ・挿絵設定:灰色は128のまま ガンマ補正1.2 あとは本文と一緒

と、こんな感じにしてみました。
10/2追記: 画面上部のメニューバーは縦40pxなので600x760で作るとぴったりになるようです


スキャンした画像をjpg→png(4bit グレースケール16色)に変換したところ、
PCの画面上では問題なく表示されるのにKindle上では表示できなかった...なぜか。
本来、白色である部分がグレーになり、画像全体がその分オフセットしてる感じ。
表示された画像を見ても、色味だけでなくなんかデコードミスってるっぽい。

同じ設定でjpg→gif(4bit グレースケール16色)に変えて変換したところ、
こちらは問題なくPCでもKindleでも表示できました。
gifは256色までしか扱えないけれど、Kindleで使う分には全く問題ないし、
pngもgifも可逆圧縮なので表示される画像に差異はないうえ、gifの方がサイズが小さくなったので
とりあえずgifに変換することにします...。

jpgそのまま突っ込んでも大丈夫だったのに、なぜpngだけ...。

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このページは、kitcatが2010年10月 2日 00:50に書いたブログ記事です。

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